「糖尿病網膜症」は治療で完治することはできる?治療期間・治療法も解説【医師監修】

「糖尿病網膜症」は治療で完治することはできる?治療期間・治療法も解説【医師監修】

糖尿病網膜症の経過観察と再発予防

糖尿病網膜症の経過観察と再発予防

糖尿病網膜症の治療後の通院間隔を教えてください

治療後の通院ペースは、どのような治療をしたか、網膜症がどれくらい進んでいるか、血糖や血圧、脂質がきちんと管理されているかで大きく変わります。

一般的には、レーザー治療を受けた場合、経過がよければ1ヶ月以上の間隔で通院を続けます。

手術(硝子体手術)を受けた場合は、まず手術後数日に診察があり、その後はだんだんと診察間隔が延びていきます。経過によっては、レーザーの追加が必要となることもあります。

どちらの治療でも、状態が安定してくれば、最終的には1〜3ヶ月ごとの通院に切り替わることがあります。

糖尿病網膜症の再発を防ぐために気を付けることはありますか?

治療をしても、血糖値のコントロールが悪いと、また出血したり、新しい悪い血管ができたりを繰り返します。そのため、どの治療を受けた場合でも、血糖・血圧・コレステロールの管理、そして禁煙がとても大事です。

また、レーザー治療後でも手術後でも、目の奥の状態は少しずつ変わっていきます。自分の判断で通院をやめてしまうと、視力が一気に落ちることもあります。定期的なフォローを続けることで、視力を守り、合併症を防ぐことにつながります。定期的に通院して診てもらうことが本当に大切です。

編集部まとめ

編集部まとめ
糖尿病網膜症は、一度進行してしまうと眼科治療を行ってももとの状態に戻すのは難しい病気です。だからこそ、進ませないことが何よりも大切です。
まずは禁煙を徹底し、さらに定期的な通院による血糖・血圧・脂質の管理を続けることで、網膜症の発症や進行を大きく遅らせることができます。

日々の体調管理と眼科での定期検査が、あなたの視力を守る方法です。見え方に少しでも不安があれば、早めに受診するよう心がけましょう。

参考文献

『糖尿病網膜症|日本眼科学会による病気の解説』(日本眼科学会)

『Retinopathy risk factor regression after laser panretinal photocoagulation for proliferative diabetic retinopathy』(Ophthalmology)

『Visual outcome after vitrectomy for diabetic retinopathy. A five-year follow-up』(Acta Ophthalmol (Copenh))

配信元: Medical DOC

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