【2022年アカデミー賞直前集中連載】カビラさんとよしひろさんが作品賞候補作について語ります!

【2022年アカデミー賞直前集中連載】カビラさんとよしひろさんが作品賞候補作について語ります!

『生中継!第94回アカデミー賞授賞式』WOWOWにて独占放送!

LA時間で2022年3月27日に開催されるアカデミー賞授賞式(日本時間では28日)。今から結果が気になるところですが、そのへんのところ、長年授賞式の中継番組で案内役を務めているジョン・カビラさんに、映画ライターのよしひろまさみちが話を聞いちゃいました。短期集中連載の2回目となる今回も、カビラさんのムービーバフ(映画大好きっ子)っぷりが炸裂です。

僕はあくまでも案内役だから賞の行方は考えていません

よしひろ(以下)カビラさんはこれまでの経験も知見もお持ちだから、おそらくこうなるだろう予想もお持ちで?


ジョン・カビラ(以下)気にはなりますが、正直いって賞の行方は考えてません。あくまで案内役ですからね(笑)。でも、もし『ドライブ・マイ・カー』が受賞したら歴史的なことになりますよね。僕は(作品賞にノミネートされた)10作品※の中にこれが入ること自体が感動。だって見てくださいよ、このラインナップ! これ自体が一つの地殻変動を示してますよね。


アメリカ本国でも『パラサイト 半地下の家族』が席巻した年を例にして予想してる人が多いですけど、あの作品は全米映画製作者協会賞や監督協会賞など、主要賞の前哨戦で全部受賞してたんですよね。でも、『ドライブ・マイ・カー』はそれらの前哨戦には全く入ってないからみな「え?」となってる。


予想サイト見ると、『ドライブ〜』は7位とか8位くらいのところ。でも、NY批評家協会とLA批評家協会、それに全米批評家協会、3つの賞で作品賞を同時に獲った作品は10作品ないんですよね。それを獲ってアカデミー賞作品賞を獲ったのが『シンドラーのリスト』(93)と『ハート・ロッカー』(08)なんですよ。なので、これはすごい評価。ただオスカーは批評家が投票するものではないですからね。映画関係者が審査員をやって投票するものでもないし、人気投票でもない。ましてや興行収入も関係ない。だって『ドライブ~』の興収は、トップの『DUNE/デューン 砂の惑星』の50分の1以下なんです。『ドライブ~』がおよそ2.3億円、『DUNE〜』は120億円を越えてます(2月の取材時点の北米での興行収入)。

※作品賞にノミネートされた10作品は以下。『ベルファスト』、『コーダ あいのうた』、『ドント・ルック・アップ』、『ドライブ・マイ・カー』、『DUNE/デューン 砂の惑星』、『ドリームプラン』、『リコリス・ピザ』、『ナイトメア・アリー』、『パワー・オブ・ザ・ドッグ』、『ウエスト・サイド・ストーリー』

『ドライブ・マイ・カー』
監督:濱口竜介/出演:西島秀俊、三浦透子、霧島れいか ほか/配給:ビターズ・エンド/公開:現在、TOHOシネマズ 日比谷ほかにて再上映中/DVD&Blu-ray(発売中)https://dmc.bitters.co.jp ©2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会

『DUNE/デューン 砂の惑星』
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ/出演:ティモシー・シャラメ、オスカー・アイザック、レベッカ・ファーガソン ほか/配給:ワーナー・ブラザース映画/現在、DVD&Blu-ray発売中、デジタル配信中 ©2020 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

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