製品が生まれた背景
製品開発の背景には、世界的な高齢化に伴い歩行補助具を必要とする人々が増える一方で、「恥ずかしい」や「年寄りじみたモノは使いたくない」といった内面的な理由から使用を避けてしまう現状があった。
従来の福祉用具業界が機能面ばかりを重視し、ユーザーの自尊心やデザイン性への配慮が不足していたことに着目。バイエーカーは、旅行やレジャーをアクティブに楽しみたいと願うユーザーに向けた、患者ではなく「人」のための新時代の歩行器を産み出すことを決意したという。
人々の心に語りかける「マインドフル・デザイン」
デザインのテーマは「使う人の気持ちを盛り上げ、革新的でスタイリッシュであること」。「アクティブさ」を宿すためにイルカやサメ、ハヤブサといった俊敏な動物や、スポーツカー、競技用自転車の流麗なシルエットをインスピレーションの源泉とし、滑らかなラインの中に力強さを秘めたダイナミックなデザインを産み出した。
ある男性はそれを「スポーティーで力強い」と言い、またある女性は「滑らかで可愛らしい」とも受け取れるこのデザインを、同社は「マインドフル・デザイン」と呼んでいる。マインドフルとは心がけや思いやりを意味し、ユーザーそれぞれの感性に寄り添い、周囲の人々までも笑顔に変えてしまうような、心に語りかけるデザインとなっている。
