夫はどう思っている…?
すると、数分後に返事がきた。
「わかった。母さんたちには伝えておくからゆっくり休んで」
たったそれだけ。
満は私を心配してくれているのだろうか?もう考えるのも面倒だった。隣では、メグがすやすやと眠っている。 小さな寝息を聞いていると、この子のために、なんとか踏ん張らなくちゃと強く思う。 でも、笑い方、忘れちゃったな。
私は、明日からのことを何も考えられず、ただ、実家の穏やかな空気に身を委ねるだけだった―――。
あとがき:始まりは、地獄への序章
この物語は、誰にでも起こりうる、身近な問題を描いています。ありさの苦しみは、義両親の悪意から生まれたものではなく、むしろ「優しさ」という名の見えない鎖によって作り出されたものです。そして、その鎖は夫の無関心によって、さらに強固なものとなっていきます。第1話では、ありさの心に絡みつく、この見えない鎖の存在を丁寧に描きました。
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

