ゲームだけじゃない?増していく疑念
「これ、つぎこんだのは貯金を引き出した額だけ?」
「借金してないよね?」
念のための確認のつもりだったのに、彼は言い淀んだ。私は言葉を失い、これが答えなんだと確信した。
「いくら?」
「そんな大した額じゃない。どうにかする、迷惑かけないから放っておいて」
そう言うなり、彼は部屋にこもってしまった。それ以降、私たちの関係性は大きく変わってしまった。
部屋の前で「何してるの?」と聞くと「ゲーム」と、当たり前かのように開き直って言う。昼夜問わずスマホをいじり続け、私や子どもたちとの時間はほとんど取っていなかった。
「ねえ、子どもたちと遊んであげて」
「返済ってちゃんとできてるの?」
私が声をかけると面倒くさそうに
「…わかってる。わかってるって」
と言うばかり。しかも、深夜に夫の寝室の前を通ると、時折音声チャットを使っているような声が漏れ聞こえる。相手の声は聞こえないけれど、夫の口調からしておそらく相手は年下の女性だと確信した。
「女の子とのやりとりはやめてよね」
私が部屋の外から声をかけると、ムッとしたのか応答がない。もう夫の言動の何もかもが信じられなくなっていた。
あとがき:ゲーム依存だけでない夫
一度失った信頼を取り戻すのは、どれほど難しいことか。夫は「もうしない」と約束したにもかかわらず、再び裏切りました。パスワードがかけられたスマホは、二人の間に生まれた、決して埋めることのできない溝を象徴しているかのようです。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

