
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、漫画家の後藤羽矢子さんが手がける『90年代のゲーセンでバイトしていた話』をご紹介しよう。
同作は、90年代にゲームセンターでアルバイトとして働いていた後藤さんの体験をコミックエッセイにした一作。以前後藤さんのX(旧Twitter)にゲームセンターで謎の行動を起こす男子について語るエピソード「惑わされる私」がポストされると、1500以上の「いいね」が寄せられている。そこで作者の後藤さんに、『90年代のゲーセンでバイトしていた話』を描いたきっかけについて話を伺った。
■理解できないお客の謎行動にお手上げ?

後藤さんいわく、90年代のゲームセンターでは日夜悪事が繰り広げられたそうだ。というのも細工したメダルをメダルゲームに投入し、不正に遊ぶ悪者がいたという。
しかし、後藤さんは「行動の動機としては理解できます」と前置きし、“時には理解の範疇を超えた行動にでるお客がいる”と語る。例えば、灰皿に捨てたレシートをライターで火をつけたり…。読者からは「意味が分からなすぎて笑った」「よくこれで営業できたな(笑)」などの声が上がっていた。
■最近のゲームセンターに対して「ゲームではなくアミューズメント」と感じる作者・後藤羽矢子さん

――『90年代のゲーセンでバイトしていた話』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
もともとバイト時代の強烈な出来事を漫画にしてXにあげてたのですが、当時の空気を懐かしんでくれる方も多く、ノスタルジーも込みの話も描いてみようと思いました。
――『行動原理が謎な男子たちの話。』を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。
当時は他にもいろいろ男子の謎行動に悩まされたので、そういう「なんとなくで行動!」というところを「わかる~」と共感してくれればいいなと思いつつ描きました。
――後藤さんは90年代のゲームセンターで働いた経験があるなかで、例えば最近のゲームセンターを見た時に「変わったな」と思うことはあるでしょうか?
昔のようなアクションやシューティングゲームが激減してプライズマシンや大型筐体ばかりになったことですね。ゲームではなくアミューズメントだなと感じます。自分が入り浸ってた頃とは別物ですが、健全にはなったと思います。
――自身や周りの登場人物を猫のキャラで描かれていますが、そのようにした理由をぜひお聞かせください。
一言で言えば「時短」です。サッと描いてサッとXにあげたかったので、服とか髪型とかいちいち描き分けなくていい猫にしました。あと困ったお客も猫にすれば可愛く見えるので。
――読者へメッセージをお願いします。
商業、自費出版含めいろいろ漫画描いていますので、興味があったら読んでみてください。

