インビザライン(※)はマウスピース型の歯列矯正器具です。従来のワイヤー型の歯列矯正とは異なり、透明で目立ちにくく取り外しが可能なことから注目されています。
治療の最初の一歩は、患者さんの歯型に合わせてマウスピースを作製することです。
しかし、稀に作製したマウスピースが合わず、型の取り直しやマウスピースの作り直しが必要になるケースがあります。
本記事では、インビザラインの型が取り直しになる具体的な原因から治療費用、やり直しを予防する方法をQ&A形式で解説します。ぜひ参考にしてください。
(※)未承認医薬品等であるため医薬品副作用被害救済制度の対象とはならない可能性があります。
インビザラインの型が取り直しになる原因

治療計画前のスキャンが不適切であった
マウスピースの装着が徹底できていなかった
チューイーが正しく使用できていなかった
予測できない歯の動きが起こった
治療中にむし歯などで歯を削る必要が生じた
稀に治療計画前のスキャナーの当て方が不十分で口腔内のデータが十分に取得できていない場合があります。そうすると正確な歯の動きのシミュレーションができず、適切なマウスピース型を作ることができません。インビザラインは毎日20時間以上マウスピースを装着する必要があります。装着時間の不足やチューイーを適切に使用できないと、マウスピースの効果を十分に発揮できません。チューイーとは、マウスピースと歯を密着させるためのシリコン製の補助具のことです。
インビザラインを作り直すのにかかる期間はどのくらいですか? マウスピースの型を取り直す場合、2~3週間程度の時間が必要です。治療計画を新たに立て直す時間に加え、新しくマウスピースを作り直す必要があります。インビザラインは海外の専門工場で作製されるため、輸送に時間がかかることも要因の一つです。工場の稼働状況によってはさらに時間がかかる可能性もあります。 インビザラインを作り直している期間に注意すべき点を教えてください。 新しいマウスピースが届くまでの期間は歯が元の形に戻らないように以下の点に注意する必要があります。使用していたマウスピースの装着を継続する
装着時間を守る
口腔内の衛生状態を保つ
歯科医師の指示を守る
重要なのは、歯が後戻りしないように現状の形を維持することです。新しいマウスピースが届くまでの間は、作り直しの直前に使用していたマウスピースを装着します。通常どおり20時間以上の装着が必要です。また、新たに口腔内のトラブルが起きてしまうと治療がさらに遅延する可能性もあります。そのため口腔内を清潔に保つことを意識しましょう。作り直し期間中のマウスピースの装着時間や受診のタイミングについては状況によって異なるため、担当の歯科医師による指示にしたがいましょう。
インビザラインがやり直しになった場合の流れと治療費用


