「ペースメーカーを入れた人の寿命」はどれくらいかご存知ですか?【医師解説】

「ペースメーカーを入れた人の寿命」はどれくらいかご存知ですか?【医師解説】

ペースメーカーの費用

手術の費用は、保険証を使って3割負担の場合、およそ70万円かかるといわれています。
ただ、これはとても高い金額なので、多くの場合は「高額療養費制度」という仕組みを利用できます。これを使うと、収入に応じて毎月の支払いに上限が設けられるため、実際の負担額はもっと少なくなります(非課税世帯では約3万5千、年収370-770万円では約8万円、年収770-1160万円では約17万円、それ以上では約25万円。個室代などは別途)。
また、ペースメーカーを入れると「身体障害者手帳」が交付されることがあり、これによって医療費の助成を受けられる場合もあります。具体的な金額は年齢や収入によって変わるため、病院での確認が必要です。

どんな病気に罹患するとペースメーカーが必要になる?

ペースメーカーの手術が必要になるのは、脈が極端に遅くなる「徐脈」という不整脈です。主に以下の2つの病気が代表的です。

洞不全症候群

洞不全症候群は、心臓を動かすための電気信号を出す「司令塔(洞結節)」の働きが弱くなってしまう病気です。
この司令塔がうまく働かないと、脈が極端に遅くなったり、一時的に止まってしまったりします。また、速い脈と遅い脈が交互に起きることもあります。
その結果、脳や体に十分な血液が届かなくなり、めまいや失神(気を失う)、息切れ、強い疲れなどの症状が出ます。症状が重い場合は、心臓のリズムを助けるペースメーカーの手術が必要になることがあります。

房室ブロック

房室ブロックは、心臓を動かすための「電気信号」が、心房(上の部屋)から心室(下の部屋)へうまく伝わらなくなる病気です,。
電気の通り道が途中で詰まってしまうため、脈が遅くなったり、飛んだりします。症状が軽い場合は経過観察で済みますが、重症になると脳や体に十分な血液が届かず、強いめまいや息切れ、失神を起こすことがあります,。
原因は加齢や心臓の病気などが多く、症状が重い場合には、電気信号を補う「ペースメーカー」という機械を植え込む手術が必要になります。

配信元: Medical DOC

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