病気を職場に伝えて得られた理解と協力
仕事と治療の両立について、平山さんは職場の理解の重要性を強調します。
職場には病気のことを正直に説明し、平山さんの病気のことを全員が知っている状況だといいます。通院する日は休みを取得しますが、問題が生じないよう前倒しで仕事を片付けるようにしているそうです。
また、2週間に1回の通院が仕事の都合上厳しくなったときは、飲み薬への変更を申し出たといいます。自己責任でいいからと願い出た平山さんの申し出に対し、伊藤先生は理解を示してくださり、現在は28日ごとに通院して治療を続けているとのことです。
平山さんは職場の協力に感謝を示します。
「職場の理解があってこそ、治療と仕事の両立ができています。病気を隠さず、正直に伝えたことで、みんなが協力してくれるようになりました」
平均寿命まで生きたいという新たな目標

今の目標について、平山さんは明るく語ります。
「余命3年が、気がつけば今年で12年目を迎えることができています。これから先もできるだけ良い状態を保って、できれば平均寿命まで持っていきたいと欲が出てきました」
「今の目標は病状の安定維持はもちろん、再来年の定年退職を無事に迎えること、年金をもらうこと、ゴルフで90を切ることなど、山ほどあります。でも一番の目標は、一緒に頑張っている主人に恩返しすることです。これからも治療を精いっぱい頑張っていきます」
日常生活での心がけとして、毎日骨髄腫のことを考えながら暮らしても治ることはなく、考えれば考えるほど気持ちが滅入ってしまい、時間がもったいないと思うようになったそうです。病気のことを考えるのは通院日が近くなってからで、それまでは患者であることを忘れてしまうときもあるくらいだという平山さん。将来への希望も語ります。
「新薬の開発も進んでいます。画期的な薬が今後も出てくる可能性があります。伊藤先生も『5~10%の患者さんは20年、30年と長期生存されるようになってきた』とおっしゃっていました。私もその一人になれるよう、希望を持って治療を続けていきます」

