アレルギー性接触皮膚炎の前兆や初期症状について
アレルギー性接触皮膚炎の症状は、湿疹があらわれることが一般的ですが、症状は発症する場所や持続時間によって異なります。
アレルギー性接触皮膚炎を発症したばかりの急性の段階では、赤み(紅斑)やかゆみ、小さなぶつぶつとした盛り上がり(丘疹)、小さなみずぶくれ(小水疱)がみられます。とくに、まぶたや陰部では赤みや腫れ(浮腫)が目立つ場合があります。
症状が慢性化すると、皮膚が硬く厚くなってごわごわした状態になったり(苔癬化)、かさぶたや皮膚のひび割れができたり、色素沈着が生じたりすることがあります。これらの症状は、アレルギーの原因物質が直接触れた部分に起こりやすいですが、離れた部分にも症状がみられることがあります。
アレルギー性接触皮膚炎の検査・診断
アレルギー性接触皮膚炎の診断は、問診とパッチテストにもとづいて行われます。問診では、発症のタイミングや症状があらわれた場所、最近触れた物質などについて確認します。また、職業や日常生活における習慣についてもくわしく聞き取りを行い、可能性のあるアレルゲンを絞り込みます。
パッチテストは、疑わしいアレルゲンを含む試薬を皮膚に貼り付け、一定時間後に皮膚の反応を確認する検査です。この検査では、原因となるアレルゲンを特定することを目的としています。
パッチテストは、現在、アレルギー性接触皮膚炎の診断に最も有用であるとされている検査法です。ただし、すべての物質を網羅することは難しいため、事前の問診で絞り込んだアレルゲンに対して検査を行うことが一般的です。

