アレルギー性接触皮膚炎の治療
アレルギー性接触皮膚炎の治療の基本は、原因と考えられるアレルゲンとの接触を避けることです。アレルゲンが特定された場合、その物質に触れる機会を可能な限り減らすことが重要です。
かゆみや炎症などの皮膚症状に対しては、抗ヒスタミン薬、ステロイド内服薬・外用薬を使用した薬物療法が行われます。また、皮膚の乾燥を防ぎ、バリア機能を向上させるために保湿剤を使用することもあります。これにより、症状の悪化を防ぎ、再発を予防することが期待されます。
アレルギー性接触皮膚炎になりやすい人・予防の方法
アレルギー性接触皮膚炎は、原因となる物質に対してアレルギーがある人にのみ起こると考えられています。したがって、アレルギー体質の方や職業上、化学物質や金属に頻繁に触れる方はなりやすい可能性があります。
職種としては、染毛剤やブリーチ剤を頻繁に取り扱う美容師や、塗料や金属などの化学物質を取り扱う製造業、ゴム手袋や消毒剤を使用する機会の多い医療従事者が多いです。
アレルギー性接触皮膚炎を予防するためには、日常生活でアレルゲンを含む原因物質との接触を避けることが重要です。アレルギー反応を生じる特定の成分が分かっている方は、化粧品や医薬品を使用する前に、必ず成分を確認するようにしましょう。
原因物質が特定できていない場合は、皮膚症状があらわれた状況やくわしい症状などを記録しておくことが、原因の特定や発症の予防に役立つ可能性があります。
職業上、アレルゲンに触れる機会が多い場合は、手袋の着用や作業環境の見直しが推奨されます。また、バリアクリームや保湿剤の使用により、皮膚のバリア機能を高めることも予防につながる場合があります。
関連する病気
接触皮膚炎
自家感作性皮膚炎アトピー性皮膚炎乾癬
斑状類乾癬
蕁麻疹参考文献
国立研究開発法人 国立成育医療研究センター アレルギーについて
公益社団法人 日本皮膚科学会 日本皮膚科学会ガイドライン 接触皮膚炎診療ガイドライン 2020
公益社団法人 日本皮膚科学会 皮膚科Q&A かぶれ
一般社団法人 日本アレルギー学会 職業性皮膚疾患/Q&A

