奇形腫の治療
奇形腫の治療は、手術による腫瘍の摘出や化学療法が基本となります。腫瘍の大きさや場所、良性もしくは悪性によって、具体的な治療方針が決められます。
手術療法
手術では腫瘍の完全な摘出を目指します。できるだけ内視鏡手術などで体への負担が少ない手術方法が選択されます。ただし、腫瘍の場所や大きさ、周囲の組織との関係によっては、開腹や開胸などの手術が必要になることもあります。
手術後は定期的な経過観察が重要です。画像検査や腫瘍マーカーの検査を定期的に行い、再発がないかを確認します。手術の部位や範囲によっては、リハビリテーションが必要になることもあります。
化学療法(抗がん剤治療)
悪性の場合は、手術に加えて抗がん剤治療が行われることがあります。抗がん剤治療は、手術前後のどちらかで行う場合があり、腫瘍の状態によって決定されます。抗がん剤の種類や投与期間は、腫瘍の性質や患者の状態に応じて個別に決められます。
奇形腫になりやすい人・予防の方法
奇形腫の原因は明らかになっていないため、現時点では予防法は確立されていません。
ただし、早期発見が重要であることは明らかです。定期的な健康診断を受けることで、症状が出る前に発見できる可能性が高まります。体のどこかにしこりを感じる、原因不明の痛みや発熱が続く、体重が急に減るなどの症状がある場合は、できるだけ早く医療機関を受診しましょう。
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参考文献
公益社団法人 日本産婦人科医会「(2)各論」
公益社団法人 日本婦人科腫瘍学会「第6章 胚細胞腫瘍」

