家でも「自分で食べなさい!」と言う
「保育園ではなんでもパクパク食べるのに家では食べない」
「保育園では自分で食べるのに家では食べさせてと甘える」
こんなふうに保育園で聞く子ども様子とご家庭での子どもの様子が違うと頭を悩ませる保護者も多くいます。保育園ではできているので、「自分で食べなさい!」「にんじん、食べられるんでしょ?」と言ってしまいがち。そういっても食べてくれないので「家では全然自分で食べないんです」と相談を受けることも多いのです。
たぶん、これは「ママ、私に注目して!」という子どもの気持ちの表れのことも多いようです。保育園で毎日頑張っているので、大好きなパパやママと一緒に過ごせる食事の時間が、子どもにはうれしくてしかたないのです。なので「食べさせて」と甘えているのです。
だからこそ「自分で食べなさい!」と言うのは少しストップ!「いいよ、ママが食べさせてあげる!」とサラッと食べさせてみましょう。ひと口、ふた口と調子よく食べてくれたら、「じゃあ、次は自分で食べてみる?」と、提案も入れつつ食べ進めていきましょう。
食事についてはどうしても「自分で食べない」「この食材を食べない」など、食べないことに注目しがちです。もちろん自分でいろいろ食べられることも大切ですが、まずはみんなで食べる食事の楽しさをご家庭でも保育園でも経験させてあげたいですね。
作画:はたこ
著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。

