「血圧の上と下の差」は大きくても小さくてもダメ?放置するリスクも医師が解説!

「血圧の上と下の差」は大きくても小さくてもダメ?放置するリスクも医師が解説!

血圧の上と下の差が大きいときの正しい対処法・改善法は?

脈圧が過度に大きい・70mm以上のときの主な原因・病気

脈圧(上の血圧と下の血圧の差)が大きくなる主な原因は、血管の壁が硬くなる「動脈硬化」です。血管が硬くなると、心臓が血液を送り出すときの勢い(上の血圧)は強くなり、血液をためるときの圧力(下の血圧)は下がりすぎるため、その差が広がってしまいます。これは年齢を重ねることでも起こりやすくなります。
また、次のような病気が原因で脈圧が大きくなることもあります。

大動脈弁閉鎖不全症:心臓にある「大動脈弁」というドアがきちんと閉まらなくなり、送り出した血液が心臓に戻ってきてしまう病気です。

甲状腺機能亢進症(バセドウ病など):喉にある甲状腺から元気の源となるホルモンが出すぎて、心臓がドキドキしたり、汗をかきやすくなったりする病気です。

脈圧が60mmHg以上ある状態が続く場合は、これらの病気が隠れている可能性もあるため、お医者さんに相談することをおすすめします。

脈圧が大きいときの対処法・改善法は

脈圧が大きいときは、まず生活習慣を見直しましょう。塩分を控え、野菜や果物をとること、適度な運動や十分な睡眠を心がけることが大切です。肥満の解消や禁煙も効果的です。 ただし、脈圧が60mmHg以上続く場合や、胸の痛みや息切れなどの気になる症状がある場合は、動脈硬化や心臓の病気が隠れている可能性があるため、早めに病院を受診して相談してください。

「血圧の上と下の差」についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「血圧の上と下の差」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

血圧の上と下の差はどのくらいが理想値でしょうか

小鷹 悠二 医師

脈圧の理想的な目安は、おおよそ40〜50mmHg前後と言われています。

血圧の上と下の差が大きいとどのような健康リスクがありますか

小鷹 悠二 医師

上下の血圧の差が大きいことは、血管が硬くなる「動脈硬化」が進んでいる証拠です。血管が硬いと心臓や血管に負担がかかりやすくなります。 この状態が続くと、心筋梗塞や脳卒中といった命に関わる病気のリスクが高まります。差が60mmHg以上ある場合は特に注意が必要なので、お医者さんに相談しましょう。

自宅で血圧を測るときは脈圧も記録するべきでしょうか?

小鷹 悠二 医師

結論から言うと、必ず記録しなければいけないわけではありませんが、時々脈圧を確認して、極端に高い・低い状態ではないか確認をしておくとよいでしょう。

最近血圧の上と下の数値が離れている場合内科を受診すべきでしょうか?

小鷹 悠二 医師

上の血圧と下の血圧の差が大きいことは、血管が硬くなる「動脈硬化」が進んでいる可能性があるため、一度内科を受診して相談してみることをお勧めします。

配信元: Medical DOC

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