「メニエール病」を発症しても性行為はしてもいいの?【医師監修】

「メニエール病」を発症しても性行為はしてもいいの?【医師監修】

パートナーと安心して過ごすための工夫

パートナーと安心して過ごすための工夫

めまいが起きにくいような工夫はありますか?

日頃から発作を予防する生活習慣の工夫が大前提です。例えば、睡眠不足や過労は発作を誘発しやすいため、十分な休息をとり生活リズムを整えることが重要です。そのうえで、性行為においてめまいが起きにくくするには、タイミングを工夫するとよいでしょう。体調がよい時間帯や症状が落ち着いている日を選び、心身に余裕を持って臨むことが大切です。また、動作はできるだけゆっくりとし、急に頭を動かすような激しい体位や動きは避けるようにします。このように、自分のペースで無理のない工夫をすることで、発作のリスクを抑えつつパートナーとの親密な時間を楽しむことが可能です。

事前にパートナーへ伝えておくとよいことはありますか?

はい、パートナーにはあらかじめメニエール病について説明し、互いに理解を深めておくことが大切です。具体的には、自分の症状の特徴や発作時に起こりうる状況について率直に伝えておきましょう。「発作が起きると激しいめまいで立っていられなくなる」「耳鳴りや難聴がひどいときは無理ができない」など、起こりうる事態をパートナーが知っていれば、いざというときに慌てず対応してもらえます。また、症状が理由で性行為を中断あるいは延期する場合があること、その際は決して相手を拒んでいるわけではなく自分の体調の問題であることも前もって説明しておくとよいでしょう。そうすることで、発作が起きてしまった場合でも相手に不安や誤解が生じにくくなります。

さらに、発作が起きてしまったときにどのようにサポートしてほしいかについても事前に話し合っておくとよいでしょう。十分なコミュニケーションを通じて相互理解が深まれば、二人で対策を取りながら親密な関係を築いていくことができます。

編集部まとめ

編集部まとめ

メニエール病でも、症状が安定しているときであれば基本的に性行為は可能であり、適切な工夫次第で問題なく楽しむことができます。一方で、発作の兆候があるときや体調が優れないときには無理をせず、まず自身の健康を最優先に考えましょう。パートナーには病気への理解を求め、互いに支え合いながら進めることで不安を減らし安心感を高めることができます。日頃から生活習慣に気を配りつつ、症状に応じて柔軟に対応すれば、メニエール病と付き合いながらでも二人の親密な時間を十分に持つことが可能です。必要に応じて主治医に相談し、アドバイスを受けながら無理のない範囲で性生活を営んでいきましょう。

参考文献

『メニエール病』(順天堂大学医学部附属順天堂医院)

Lee SU, Kim HJ, Koo JW, Choi JY, Kim JS (2019) Vertigo Induced During Coitus. Frontiers in Neurology 9: 1187

配信元: Medical DOC

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