骨嚢腫の治療
骨嚢腫は骨嚢腫が発生した箇所や大きさ、年齢に応じて、ステロイド注入法、自家骨髄液注入法、病巣掻爬(びょうそうそうは)などが実施されています。
ステロイド注入法とは骨嚢腫のある箇所に抗炎症作用のあるステロイドを注入する方法です。自家骨髄注入法は自身の骨髄を採取して濃縮し、病巣に注入することで改善を促します。
病巣掻爬(びょうそうそうは)は骨嚢腫を袋ごと除去する方法です。原因となる病巣を除去した後、人工骨やピンで補強するため関節や骨への負担も軽減でき、再発が少ないといわれています。
病巣に対し、人工骨移植法やシャント法をおこなうこともあります。
骨嚢腫になりやすい人・予防の方法
骨嚢腫の発症率は女性より男性が高く、小児や若年者で発症しやすいことがわかっています。
骨嚢腫を完全に予防することは難しいですが、骨嚢腫によって起こる病的骨折は定期的な診察や適切な治療によって回避できます。
骨嚢腫は痛みや腫れなどの症状を自覚しなくても進行する可能性があるため、定期的な画像検査による状態の確認が重要です。骨嚢腫が大きくなるようであれば手術も検討し、病的骨折に至る前に対処しましょう。
関連する病気
骨肉腫脂肪腫血管拡張型骨肉腫
参考文献
日本整形外科学会良性骨腫瘍
須佐美知郎 et al 単純性骨嚢腫の治療 別冊整形外科 1巻80号 2021年
鈴木浩介 et al 早期スポーツ復帰が可能であった上腕骨単発整骨嚢腫の2例 整形外科と災害外科 62巻2号 2013
中村厚彦 et al 踵骨骨 嚢腫の治療経験 整形外科と災害外科 63巻3号 2014
秀島義章 et al 小児の大腿骨転子下に発症した単純性骨嚢腫の1例整形外科と災害外科 69巻3号 2020

