朝の湯気と、昼のしあわせ。【お食事処 大福】

布施駅の北側。「お食事処 大福」は、昭和23年からまちの胃袋を静かに支えてきた、町の食堂。入り口ののれんをくぐると、ショーケース越しにだしの香りと目玉焼きの音がふわりと届く。

観光でも、話題のグルメでもない。だけど、きっと記憶に残る。そんな“ふつうのごはん”が、今日も誰かの一日を整えている。

昭和の記憶が、湯気の中に

布施駅から少し歩いた、事務所と町工場が混じる通り沿いに、「お食事処 大福」はある。朝の仕込みはまだ空が青くなる前から。音と湯気と匂いが、ゆっくりと店の隅々に広がっていく。

創業は、昭和23年。最初は近くの会社に届ける弁当屋から始まった。いつしか、このあたりで働く人たちの朝昼晩を支える場所になっていた。

「家のごはんみたいに、くつろいで食べてほしいんです」そう話すのは、今お店を切り盛りする吉岡さんご夫妻。手を抜かず、飾らず。でも、丁寧。厨房からも、接客からも、そんな空気が漂ってくる。

朝9時の、やさしい定食

のれんが揺れるのは、朝9時。「朝ごはん定食」は、ごはんと味噌汁に、目玉焼きと小さな小鉢。

何気ないようで、どこかやさしい。仕事前の一服に、休日の静かな贅沢に。この朝ごはんがあるだけで、「今日も大丈夫」と思える気がする。

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