腎梗塞の前兆や初期症状について
腎梗塞では、さまざまな症状が見られます。
主な症状として、急激な背部痛(腰や背中の痛み)、激しい腹痛、発熱、吐き気、嘔吐、血尿などが挙げられます。
腹痛では脇腹の痛みを訴える場合が多いですが、上腹部や下腹部などの痛みを訴える場合もあります。
ただし、これらの症状は胃腸炎や胆嚢炎、尿路結石、腎盂腎炎などと似ているため、腎梗塞にだけ特徴的な症状というものは捉えづらく、発見が難しかったり、治療の開始が遅れたりする場合が多い疾患とされています。
一方で、腎梗塞を発症していても自覚症状に乏しいケースもあることが知られています。
腎梗塞の検査・診断
腎梗塞の診断では、主に血液検査や尿検査、画像検査(造影CT検査、核医学検査など)、心電図検査が選択されます。
血液検査では、LD(アイソザイムⅠ,Ⅱ)という酵素の値や白血球数などの変化を確認します。腎梗塞を発症すると、一般的にLDと白血球数の上昇がみられます。
尿検査では血尿やタンパク尿の有無を確認します。
造影CT検査の所見は腎梗塞の確定診断に有効です。
とくに血液検査でLDの上昇や血尿、タンパク尿が見られた場合には、腎梗塞を発症している可能性が高く、造影CT検査がおこわれるケースが多いです。
造影剤が使用できない場合は、核医学検査が選択される場合もあります。
心電図検査は、腎梗塞のリスクが高い心房細動などの疾患がないか確認する目的でおこなわれます。

