突然の腰痛や腹痛は要注意! 「腎梗塞」でみられる主な症状とは【医師監修】

突然の腰痛や腹痛は要注意! 「腎梗塞」でみられる主な症状とは【医師監修】

腎梗塞の治療

腎梗塞の治療には、保存的治療やカテーテル治療、外科的治療などがあります。
梗塞の部位や重症度、栄養血管の有無、発症からの時間などを考慮して、適切な治療法が選択されます。

保存的治療では、腎梗塞の再発を予防するために抗凝固薬の投与がおこなわれます。

カテーテル治療では、薬剤を用いた血栓溶解療法や血栓除去療法などの血行再建術がおこなわれます。

外科治療には、血行再建術や腎臓摘出術などがあり、外傷により腎梗塞をきたしたケースで検討されます。

重症の腎梗塞や両側の腎臓の発症などにより急性腎不全をきたした場合には、透析治療がおこなわれることがあります。

また腎梗塞の治療と並行して、原因となった疾患の治療もおこなわれます。

腎梗塞になりやすい人・予防の方法

腎梗塞は、腎臓動脈の血流の停滞や他の臓器にできた血栓が原因で発症する場合が多い疾患です。
腎動脈瘤や大動脈瘤、大動脈解離、心房細動、心臓弁膜症、心筋梗塞、大動脈炎症候群、全身性エリテマトーデスなどの既往歴がある人は腎梗塞になりやすいと言われています。

動脈硬化も腎臓の動脈を狭窄させ、腎梗塞のリスクを高めます。
脂質異常症、高血圧症、糖尿病などの生活習慣病や飲酒、喫煙の習慣、肥満症、加齢などは動脈硬化を悪化させる要因となり得ます。

原因疾患にいくつかのリスク要素が加わることで、腎梗塞を発症しやすくなると考えられます。健康的な生活習慣を心がけることは、腎梗塞の発症予防につながると言えるでしょう。


関連する病気

大動脈瘤

腎動脈瘤

大動脈解離動脈硬化

心房細動

心臓弁膜症

心筋梗塞尿路結石

急性腎不全

大動脈炎症候群全身性エリテマトーデス腎盂腎炎脂質異常症

高血圧症

糖尿病

肥満症


参考文献

両心房内巨大血栓を合併した腎梗塞の1例 日本透析医学会雑誌 49巻3号

腎動脈本幹の塞栓症による腎梗塞の1例 日本心臓財団 月刊心臓 42巻2号

症例腎梗塞の3例 日本心臓財団 月刊心臓 26巻5号

Ⅱ.急性腎不全 5.腎梗塞 日本内科学会雑誌 第82巻 第11号

2.抗血栓療法と観血的処置(循環器内科の立場より) 日本血栓止血学会誌 19巻6号

超音波検査で急性右腎梗塞と診断しえた急性腹症の経験 超音波検査技術29巻1号

腎梗塞を契機として発見された感染性心内膜炎の1例 日本泌尿器科学会雑誌 100巻3号

高所転落による外傷性腎梗塞の1例 日本腹部救急医学会雑誌 29巻 7号

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配信元: Medical DOC

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