5.同居家族との別れ
人間の力をもってしても、叶えてあげられないことは多々あります。家族との別れもそのひとつです。引っ越しにしても、死別にしても猫にとって重要です。
猫は同居家族のことを、自分のテリトリー内を構成するための重要な一部だと認識しています。そのため、長年一緒に暮らしていた家族がいなくなることは、猫にとっては身体の一部がなくなるような衝撃的な悲しみを受けるのです。
いなくなった家族のニオイを探したり、いつも居た場所をずっと見つめたりする行動が見られることがあります。深い喪失感から、一時的に元気をなくしたり、食欲が落ちたりすることがあります。
もし、猫が落ち着かない様子を見せたら、いつもより多めに声かけやスキンシップを取って、気持ちを紛らわしてあげましょう。数日経っても食欲が戻らない、極端に元気がないなどの症状が続く場合は、動物病院に相談してください。
まとめ
猫の感情を完全に理解することは難しいかもしれませんが、私たち人間が「嫌だな」「これは悲しいな」と感じることは、猫もたいてい悲しい気分を味わっています。
猫は言葉で何が不満で悲しいのか訴えることができませんが、「最近元気がないな」と感じたら、生活の中で何か変化がなかったか振り返ってみるようにしましょう。猫のいたずらを何気なく叱り、その場はいったん終わったものの、実は猫にはショックだったということも考えられます。
ただし、元気がない上に食欲不振や寝てばかりという身体的な変化も見られる場合は、何か別の病気が隠れていることもあるため、長く様子を見ずに動物病院で相談するようにしましょう。

