パート主婦のユリは、潔癖症の夫・ケンと中学生の息子・レン、そして厄介な義母と同居しています。ある朝ユリは、マヨネーズを直に舐める義母の姿を目撃。
ケンの指示でユリが調味料を処分すると、義母は昔から舐めていたことを暴露。さらに、私はキレイだからと、すすぎ中の洗濯機に汚れた下着を放り込みます。
その日から食事と洗濯を別にする生活がスタート。すると義母は、暗闇でカップ麺をすすって見せたり、ご近所さんに「嫁にいじめられている」と吹聴したりと大暴走。しかし家族は、義母を相手にしません。
リビングから聞こえる家族の楽しそうな笑い声に憎悪を募らせた義母は、義姉・ミサキに「嫁にいじめられている」とSOSを送ります。ミサキから呼び出されたケンとユリは、覚悟を決めてミサキ宅へ。
嫌な予感に身構えるユリたちでしたが、部屋に通されると、そこには予想外の展開が……?
義姉が見せた意外な反応
私とケンは、お義姉さんに呼び出されました。
何を言われるのだろうと、ドキドキしながらお義姉さん宅へお邪魔すると……。













「ユリさん、コーヒー淹れて。あと、そのケーキも出して」
嫌みを言われた直後、義姉が指差した先には有名店のケーキの箱がありました。
「え? お義姉さんが私たちのためにケーキを?」
困惑しながらもコーヒーを淹れるユリさん。席に着くと、義姉は意外にも穏やかな口調で切り出しました。
「お母さんから『ユリさんにいじめられてる』って連絡が来たの。どうせ被害妄想か何かでしょ?」
まさかの理解ある言葉に、拍子抜けすると同時に胸をなでおろすユリさんとケンさん。そこで、ケンさんは食事と洗濯を別にしているという現状を説明し、ユリさんはその原因となった衝撃的な出来事を打ち明けます。
「実は、お義母さんがマヨネーズの口を直接舐めていて……」
しかし、それを聞いた義姉の反応は、2人の予想を遥かに超えるものでした。
「あー、お母さん、それやるよね」
なんと義姉は、驚くことも引くこともなく、あっさりと認めて笑ったのです。義母の奇行を「よくあること」として流す義姉に、ユリさんたちは戦慄したのでした。
◇ ◇ ◇
「あー、やるよね」と笑って済ませる義姉。義母の非常識な行動を家族が「いつものこと」として容認してしまっている環境こそが、義母をここまで増長させた原因なのかもしれませんね。話が通じそうな雰囲気を出しておきながら、衛生観念の欠如をサラッと肯定。義姉が「話の通じる常識人」なのか、それとも「根本的な価値観がズレている人」なのか、慎重に見極める必要がありそうですね。
家族とはいえ、何をどの程度まで許容できるかは、人それぞれ。自分にとっての当たり前が、相手にとっては非常識な行動になってしまうことも十分にあり得ますよ。相手への配慮を忘れないようにしたいですね。
次の話を読む →著者:マンガ家・イラストレーター 小出ちゃこ 著者:原作者 福子

