まいこの不倫相手から「騙された金を返せ」と脅迫が届き、義人は両親にさらなる泣きつきを見せる。母も情に流されそうになるが、独身の由紀を蔑むまいこの態度に、由紀は家族を守るため立ち上がる決意を固める。
義妹はキャバクラ嬢?
「不倫……? キャバクラ……?」
母は放心状態です。 しかし、まいこさんは謝るどころか、開き直ったような態度でこう釈明します。
「だって、お金が足りないんですよ。銀行員って言っても、義人さんの給料だけじゃ私の好きなものなんて買えませんよ。子どもの費用もありますし。だから夜の店で効率よく稼ごうと思っただけです。不倫だって言うけど、相手が勝手に独身だと信じて貢いできただけなんですよ」
なんて人だろう。私は怒りで全身が震えるのを感じました。
不倫相手に脅迫されていた義妹
「でも、その相手にバレて困ってるんだろ?」
父の低い声が響きました。
「あ……はい。相手は本気で独身だと信じてたんで、既婚者だとバレて激怒されちゃって。貢いだ60万を返せって。家族も子どもも調べ上げて、痛い目見せるって言われてて…」
まいこさんの言葉に、私は背筋が凍りました。
「脅迫されてるってこと……?」
私が質問すると、弟が割って入りました。
「今、弁護士さんにも相談中なんだけど、とにかく解決金を渡して穏便に済ませるしかなさそうで…。父さん、こんな話で失望させてごめん。本当に今回限りにするから、借金700万と解決金の60万、なんとかならないかな…お願いします…」
義人は父の足元に縋り付いて泣き始めました。まいこさんも一応頭は下げましたが、全然反省しているようには見えません。
「もし孫になにかあったら大変…。ねえ、お父さん、今回だけなら…ね?」
母までが、涙しながらまた立て替えをしようとし始めてしまいました。

