高齢者の問題としてよく取り上げられる「認知症」。加齢に伴って認知機能は徐々に低下していきますが、予防することはできないのでしょうか。これまで数多くの認知症高齢者のリハビリに携わってきた理学療法士の岡田さんに伺いました。

監修理学療法士:
岡田彰一(理学療法士)
関西理学療法専門学校卒業。専門学校卒業後、京都の総合病院へ就職。地域密着型の病院へ転職し、理学療法士を10年経験した後に言語聴覚士を取得。理学療法士、言語聴覚士のダブルの知識、技術の下に脳血管障害、運動器疾患、年間500名以上の誤嚥性肺炎や摂食嚥下障害の患者に関わり、多岐にわたる疾患と背景をもつ患者のリハビリ、支援などサポートを行う。
編集部
認知症を予防するポイントがあれば教えて下さい。
岡田さん
やはり自分のことは自分でやれる環境を整えることが大切です。なんでも無理をしてでもやらせることではなく、安全に苦痛なく自分で出来るように物的・人的にサポートしていく環境作りが大切です。
編集部
気をつけておくことも併せて教えてください。
岡田さん
認知症になってもすぐに進行していく訳ではありません。認知症早期に進行を遅らせる薬物療法もあるため、少しでも気になる点があれば慌てず物忘れ外来などを受診することが大切です。
編集部
家族や周りの人達が関われることはありますか?
岡田さん
家族や周りの人達が関われることとして、認知症によって困るといった雰囲気を持たないことが大切です。その前提として決して一人で見ようとしないことが大切なポイントです。現在は数多くのサポートが増えており、介護者のサポート、レスパイトケア、短期入所施設・サービスなどにより介護者が一人にならない、負担を背負わないような環境作りが充実してきています。少しでも気になる点が出てくれば、落ち着いて物忘れ外来や地域の社会福祉協議会や介護サポートをおこなっている事業所に相談にいってみると良いでしょう。
※この記事はメディカルドックにて【認知症のリハビリはどんな内容をおこなっているのか 理学療法士が解説】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
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