
「キルミー・ヒールミー」(2015年)や「コネクション」(2024年)で知られる韓国の実力派俳優チソンの主演ドラマ「二度目の裁判」の第1、2話が、1月3日までに配信された。同作では、チソンが不正にまみれた悪徳裁判官から希望あふれる新米裁判官へと鮮やかな変身ぶりを披露。年齢も本当に10歳若返ったような別人級の“キャラ変”演技に、視聴者から驚きの声が上がっている。(以下、ネタバレがあります)
■悪に染まった“下僕”が公正な裁判官へ…人生逆転ファンタジー
同ドラマは、巨大法律事務所の“下僕”として不正に関与してきた裁判官イ・ハニョン(チソン)が無念の死をきっかけに10年前にタイムリープし、自らの過ちと運命を正すため巨悪に立ち向かう姿を描く人生逆転ファンタジー。原作はイ・ヘナルの同名ウェブ小説とウェブコミックで、累積閲覧数が1億回を超える大ヒット作だ。
本編は、“現世”である2035年からスタート。学歴もコネも持たないハニョンは、巨大法律事務所の娘婿になったことで権力と資本に支配され、“下僕”呼ばわりされながら言われるままの判決を出す腐敗裁判官に成り下がっていた。だが、自分の判決が被害者を苦しめ、社会を怒らせ、自らの母を追い詰めたことを知ったハニョンは深く後悔する。その矢先、何者かに命を奪われたハニョン。気付くと、初めて裁判官として臨んだ10年前の公判の裁判官席に座っていた――というストーリー。
1、2話では、法曹界の闇に飲まれ不正に手を染めていた2035年のハニョンが、無念の死を遂げたことをきっかけに10年前にタイムリープ。初めての単独審の“やり直し”に着手するエピソードが描かれている。
■「クズのまま死ねない」10歳若返り
2035年のハニョンは表情も冷たく暗く、“権力の犬”という言葉がぴったりの雰囲気。妻の実家である巨大法律事務所に指示されるまま大企業の悪事を見逃し、救いを求める被害者には目もくれないダークなキャラクターだ。ハニョンの表情を反映するように、ドラマ全体の雰囲気も冷たく暗く、どこか空虚感に包まれている。
だが、第2話でハニョンが殺人の濡れ衣を着せられるところから、彼の心理は大きく変わっていく。公正でない裁判の被告人席に座らされ、仲間からは自殺を強要され、ようやく自分がやってきたことの罪深さに向き合う。そして絶命する直前、ハニョンは「クズのまま死ねない」と強く念じた。
再び目覚めたとき、彼は10年前、初めての単独審に臨む2025年の裁判官席にいた。10歳若返り、無造作ヘアに丸メガネのフレッシュな雰囲気だ。

■別人級の“キャラ変”に視聴者沸騰「チソンさんだからできる役!」
パニックになって裁判官席から法廷にジャンプして飛び降りたり、窃盗未遂の被告人に「死刑だ!」と言い放ったりと大騒ぎ。トイレの鏡で若返った自分を見て思わずニンマリ、母に電話をかけて元気な声を聞き涙ぐんだりと、無表情だったタイムリープ前とは別人のように表情豊かに。“未来”を知っているハニョンは、これまでの過ちを正し公正な判決を下すべく、行動を開始する。
2035年の投げやりで冷たく、暗い“権力の犬”のハニョンから、2025年の若く、裁判官として走り出したばかりのハニョンへ…。脳内は2035年のハニョンのままとはいえ、ガラリと変わったビジュアルと雰囲気に、視聴者からは驚きの声が続々。
「違うドラマ始まった?っていうくらい雰囲気変わった!」「2話のハニョン、若々しくてかわいい!チソンさんのコミカルな演技も楽しい」「タイムリープしてからの展開がスピーディーでいい。どんどん悪者を裁いてスカッとさせてほしい!」といった声でにぎわった。
チソンと言えば、「キルミー・ヒールミー」では7つの人格を演じ分けるなど、抜群の演技力で知られる。「コネクション」では策略により麻薬中毒にさせられてしまったエース刑事チャン・ジェギョンを熱演。麻薬の禁断症状を演じるシーンのリアルさも大きな話題を集めたばかりだ。
最新作「二度目の裁判」でもその演技力を発揮しているチソンに「演技力のうまさが光るね!」「チソンさんだからできる役!」「タイムリープ前と後のテンションの違いがすご過ぎる」と、初週から絶賛の声が上がった。
「二度目の裁判」(全14話)は、ディズニープラスのスターで毎週金・土曜に1話ずつ配信中。
◆文=ザテレビジョンドラマ部

