青色母斑の前兆や初期症状について
青色母斑では、全身のいずれかに青色や黒色をした小さなあざができます。ほとんどの人が乳幼児期までに生じ、手足や頭、顔、背中、お尻などに多く認めます。あざは特に手の甲や足の甲にできることが多く、通常1cm以下の小さなもので、小さくて硬いしこりを含んでいます。平らな扁平状のものや、盛り上がった腫瘤状のものもあります。通常、青色母斑は体の一部に単発で生じ、急激に大きくなることがないのも特徴です。
1cmを超える青色母斑は細胞増殖型青色母斑と呼ばれ、悪性の可能性があります。
青色母斑はまれに口腔内の粘膜や歯茎、唇などにできることもあります。皮膚にできるものは女性に多く発症するのに対し、口腔内にできるものは男性に多く認めます。口腔内の青色母斑は、青色ではなく黒色を呈することも特徴です。
出典:北海道大学大学院医学研究院皮膚科学教室「1.青色母斑」
青色母斑の検査・診断
青色母斑の診断では、視診や病理組織学的検査がおこなわれます。
全身のいずれかに青色や黒色をしたあざを認める場合は青色母斑が疑われ、悪性の可能性も併せて確認するために病理組織学的検査をおこなう必要があります。
病理組織学的検査では、あざを一部採取して細胞の状態を顕微鏡で詳しく調べます。青色母斑では、病理組織学的検査で真皮層に青色母斑細胞が増殖していることが確認できます。
増殖型青色母斑では、青色母斑細胞と異なるメラニン生成能力の低い細胞が確認されます。検査の結果、増殖型青色母斑が疑われる場合は「悪性黒色腫」などの疾患と区別するために、患部を拡大して観察する「ダーモスコピー検査」がおこなわれることがあります。

