
■「カラオケ館」が取り組むアウトドア事業


「グランピングB&V富士山河口湖」は、「カラオケ館」を運営する株式会社B&Vが手掛けるアウトドア事業の新施設。東京から約90分で行けるアウトドアの聖地・富士河口湖町富⼠ヶ嶺エリアに誕生したプライベートグランピングだ。富士山が目の前に見える立地で、東京ドーム1個分以上の広大な敷地に全23棟という贅沢な配置。宿泊する棟に自家用車を横付けすることができる。


23棟ある客室は、寝室が1階と2階に分かれ、プライベートプールを完備した三角屋根の「スイートヴィラ」、4つのタイプがある「ドームテント」、ワンちゃんと一緒に宿泊できる「ドッグキャビン」と、さまざまなタイプがある。

今回利用したのは、「ドームテント」の中の直径7メートルでプール付きの「プレミアムドーム」。テントの中には4台のセミダブルベッドが並び、この時期にうれしいこたつが設置されている。追加ベッドを入れると6人まで泊まれるので、ファミリーやグループにぴったり。室内には天蓋が付いていたり、おしゃれなリビングインテリアが置かれていたり、とにかくデザインがかわいい。部屋のどこからどの角度で写真を撮っても絵になる。


が、一番は窓から見える富士山。思った以上に富士山が近く、大きく見える!部屋の中にいながらこんなに近く感じられるとは、「富士山ビュー」とは聞いていたものの、かなり感動するレベル。部屋の中から富士山をバックに写真を撮ることもできるとは贅沢極まりない。

そして特筆すべきは、なんと全棟にプライベートサウナが付いていること。自分たちだけのためのサウナだ。スイッチを入れて約1時間で温度が上がるので、滞在中は入りたいタイミングで、いつでもサウナが楽しめる。チェックイン後、すぐにサウナを体験したいときには予約時に相談してみよう。

サウナと言えば水風呂や外気浴も気になるところだが、これらもそれぞれ各棟にプライベートで設置されている。しかも、どの棟の部屋からも、サウナからも、水風呂やプールからも、そしてととのいスペースからも富士山が見えるという贅沢ぶり!チラッと見えるのではなく、ドーンと目の前にそびえ立つ姿を拝めるのだ。開放的な空間なので、サウナや水風呂、プール、外気浴は水着着用必須。レンタルはないので必ず持参を。

20人まで泊まれる「ラグジュアリーツインドーム」には浴室がなくシャワールーム4室のみだが、それ以外の棟には浴室も完備されている。温かいお風呂もあるので、サウナ好きのグループだけでなく小さな子どものいるファミリーでもグランピングを楽しめる。
■自分のためだけに富士山ビューサウナを楽しむ

滞在中はいつでもサウナに入れるが、おすすめはチェックイン後の明るい時間帯。天気がよければ日が落ちる前は富士山がきれいに見えるからだ。今回は残念ながら、時間の都合でチェックインすぐの体験はかなわず。日が沈んだあとと、チェックアウト前の朝にサウナを体験した。夜も朝も、冬の時期は特に冷え込むので、サウナ室のスイッチを入れてから足元の温度がすぐには暖まりにくいことも。温度設定は高めにすることをおすすめする。サウナ室のドアを開けると比較的早く室内の温度が下がるので、低く設定するより、ドアの開閉で温度を調整するほうが簡単だ。

サウナストーブはロウリュOK。水は水道水を使用する。が、水道から出る水はすべてバナジウム鉱泉。キッチンの水道も、浴室もシャワーも水風呂もプールも、硬度65ミリグラム、バナジウム含有量148マイクログラム/1000ミリリットルという、極めて高いバナジウム値を持つ希少な天然水。なんという贅沢。水風呂やお風呂なら全身でこの希少な天然水を“味わう”ことができるのだ。


ロウリュにおすすめなのが、管理棟に用意されているフィンランドのサウナブランド「rento」のサウナアロマ。有料にはなるが、チェックインのときに好きな香りを選んで持ち込もう。ロウリュのバケツやラドルはサウナ室内にあるので、水を汲んでアロマを入れて、いざサウナ室へ。

サウナ室は横並びに座れば4人入れるほどの広さ。サウナ室内は高さによって温度が違うので、普通は頭と足元に温度差が生じてしまうもの。貸切だからこそ、周囲を気にせず自由にスペースを使って、あぐらをかくか、体育座りで入るのがおすすめ。まずはロウリュで体感温度が上がるのを実感してみよう。サウナストーブがコンパクトなこともあり、一度に大量の水をかけたり、頻繁に水をかけたりするのはおすすめしない。

サウナ室の窓から見えるのは富士山!この日は雲がかかってしまっていたが、そびえ立つ姿は圧巻。さすが富士山、何も考えずボーッと景色を眺めていられる。ちなみにプライベートサウナなのでおしゃべりもOK。最近のサウナ施設は「黙浴」がほとんどだが、ここなら、カップルや友達同士でサウナの中でおしゃべりできる。これもまた特別感がある。
■水風呂がわりに天然水のプールへIN

温度計の表示よりも体感温度はそこまで高くなく、意外とゆっくり、じっくり汗をかける。しっかり汗をかいたら、汗を流してプールへ。「プレミアムドーム」には水風呂はなく、浴室内の浴槽かプールを水風呂として利用できる。プールは地下から汲み上げた天然水そのものの温度になるため、外気に大きく影響を受ける。つまり、冬場はかなり冷たい。温度計がなかったので正確には不明だが、おそらく夜や早朝は気温一桁に近い冷たさに。


冷たい水風呂が好きな人には、ぜひ冬場のプールも体験してほしいところだが、危険性もあるので、無理は絶対禁物。プールに入るのをやめて浴室内の浴槽を水風呂にするのもいい。その場合、サウナに入る前に浴槽に水を溜めておく必要がある。水ではなく、ぬるめのお湯を張って水風呂代わりにしてもいい。自分の好みの温度に設定できるのが浴槽水風呂のメリットだ。

プールでも浴槽でも、好きなほうの水風呂に入ったら、インフィニティチェアで外気浴。ただ、こちらも冬場はけっこう寒いので無理は禁物。もし、ポンチョやバスローブを持っているなら持参することをおすすめする。特に持っていないという人はTシャツを着たり、バスタオルで体を覆ったりするのもOK。また、浴室内で休憩するのもアリだ。

そもそもプールでも浴槽でも水風呂が無理という場合は、体をバスタオルで覆ってから外気浴でクールダウンするのもいい。その場合も、体に水分がついたままだと冷えやすくなるので、汗を流して体をしっかり拭いてからクールダウンしよう。


利用時間制限もなければ、利用する時間帯も自由というのがここのサウナの魅力。なので、無理することも、急ぐこともない。自分の入りたいタイミングで、好きなようにサウナ、水風呂、外気浴を楽しもう。もちろん、どの段階でも富士山ビューが付いている。最高の景観がサウナタイムを特別なものにしてくれるはずだ。
■グランピングのお楽しみ!BBQで味わう地元食材


サウナを楽しんだあとはサ飯。ここではやっぱりBBQを楽しみたい。素泊まりにして食材などをすべて持ち込むこともできるが、お任せすると地元食材を使ったBBQセットが提供される。地元や県産の野菜や肉などを豪快に焼いて楽しめる。


BBQをするキッチン&ダイニングは、ドームに併設されている別棟。専用のグリルのほか、IHコンロや電子レンジ、冷蔵庫、電子ケトルなど、さまざまな家電も装備されているので、BBQ以外の調理もOK。ファミリーやグループで利用する場合は、好きな料理を作ったり、食材を持ち込んだりして自由に調理できるのはかなりポイントが高い。


ドリンクについても持ち込み自由。だが、管理棟にはウェルカムドリンクとして、ソフトドリンクのドリンクバーやビールのタップ、サワーやハイボールなどを自由に、何杯でも飲めるドリンクコーナーがあり、ここからドリンクを各棟に持って行ってもOK。ソフトドリンクはチェックイン直後の15時から、アルコールは18時から、どちらも22時までなら何回でも、何杯でも飲むことができる。

サウナのあとのおなかを満たすのにも、乾いた喉を潤すのにも、とにかく十分すぎる。ドリンクは運ぶのがやや大変なのと、アルコール派の人にはビールの泡がなくなってしまうなどの気になる点があるので、必要に応じて持ち込んだほうがいいが、とにかくフリードリンクで楽しめるのはうれしい。


くれぐれも食後すぐや、飲酒後のサウナや入浴はNGということは肝に銘じておこう。せっかくのグランピングを台無しにしないよう、ルールを守って楽しむのがプライベートグランピングの鉄則だ。


食事付きプランの場合、朝食セットも用意されていて、夕食の食材と一緒に各棟に運ばれてくる。朝食も地元の食材をふんだんに使っていて、自分で作るホットサンドや、スープやサラダなどを一緒に食べることができ、朝からボリューム満点の食事が味わえる。
■大人数のグループやワンちゃん連れにもうれしい施設




今回利用した「プレミアムドーム」は4~6人まで同じ部屋に泊まることができ、プライベートプールが付いているのが特徴。ドームテントタイプは4種あり、「ラグジュアリーツインドーム」という、最大20人までという大人数で泊まれるドームテントがあるのが珍しい。1部屋に10人泊まれるドームが2つ並んでいて、中央に炊事場やお風呂などがある造りで、サークルやクラス会、同窓会、家族ぐるみのグループなど、大人数で利用するのにぴったり。




また、ワンちゃんを飼っている人には、「ドッグキャビン」がおすすめ。ワンちゃんと一緒に泊まれるだけでなく、各棟にドッグランが付いていて、広々とした空間でワンちゃんと思い切り遊べる。犬種や頭数に制限がないのもうれしいポイントで、複数のワンちゃんを飼っている人も、大型犬を飼っている人も安心してワンちゃんと一緒に過ごすことができる。

また、どの棟を利用しても全棟に専用の焚き火台があり、薪1束が無料で提供される。夜はみんなで焚き火を囲んでゆっくりしたり、広がる夜空の星を眺めたり、自然を満喫できる体験も待っている。


さらに、ポップコーン作りや焼きマシュマロ、豆から挽くコーヒーなど、アウトドアらしい食体験もできる。今後は燻製作り、アイス作りなどの体験プログラムも増える予定とのことなので、楽しみは増えるばかり。管理棟にはゲームの無料貸し出しや花火の販売などもあり、滞在中の楽しみがいっぱい用意されているのもうれしい。


サウナを目的にグランピングに来るもよし、グランピングと一緒にせっかくなのでサウナにトライするというのもよし。とにかく、富士山を見ながらサウナに入れる施設は多くないので、富士山ビューきっかけでサウナデビューするのもおすすめだ。四季折々の楽しみ方ができる「グランピングB&V富士山河口湖」。特に冬季は空気が澄んでいるので、天気がいい日には美しい富士山を望むことができる。ぜひ、サウナの窓からの富士山を楽しんでみよう。
取材・文=岡部礼子
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※20歳未満の者の飲酒は法律で禁じられています。

