インフルエンザ対策でできること

家庭内感染を防ぐためにできることはありますか?
インフルエンザはくしゃみや咳などによる飛沫感染や、ウイルスが付着したものを触り、お口などに入ることによる接触感染によって、家庭内で感染拡大します。家庭内感染を防ぐために、次のポイントを意識して感染拡大を防ぎましょう。
正しい手洗いうがい
こまめな換気
適度な湿度を保つ
できる限り接触を避ける
まず基本となるのは、正しい手洗いとうがいです。食事前やトイレの後などは石けんと流水で丁寧に手を洗い、うがいもしましょう。
家庭内の環境整備も大切です。室内はこまめに換気を行い、適切な湿度(50~60%)を保つようにしましょう。空気が乾燥するとウイルスが活発になるため、加湿器の使用もしながら乾燥を避けましょう。
家族のなかで感染者が出た場合は、可能な限り別室で過ごし、トイレや洗面所の共有もできるだけ控えるようにしてください。タオルや食器の共用は避け、感染した方と接するときはマスクも着用しましょう。
参照:
『インフルエンザQ&A』(厚生労働省)
『インフルエンザかな?症状がある方へ』(厚生労働省)
『インフルエンザの感染を防ぐポイント「手洗い」「マスク着用」「咳(せき)エチケット」』(政府広報オンライン)
市販薬はインフルエンザの治療のために使えますか?
市販の解熱鎮痛剤や風邪薬のなかには、インフルエンザに伴う発熱や頭痛などの症状を和らげる対症療法として使用できるものもあります。しかし、これらの薬にはインフルエンザウイルスを抑える効果はありません。また、すべての市販薬に安全性があるわけではありません。例えば、一部の解熱剤に含まれる成分(アスピリンやメフェナム酸など)は、インフルエンザ脳症の発症との関連が示唆されています。
したがって、自己判断で市販薬を使うのではなく、必ず医師や薬剤師に相談してから使用するようにしましょう。
参照:『インフルエンザ脳症はどうしたら予防できますか?』(日本小児神経学会)
編集部まとめ

抗インフルエンザウイルス薬は、必ずしもすべての方に必須ではありませんが、症状の回復や重症化の予防に効果が期待できる治療手段です。
また、薬にはさまざまな種類があり、それぞれ服用方法や作用の仕方に違いがあるため、医師と相談しながらご自身に合った薬を選びましょう。また、薬を使用しても感染力は残るため、引き続き周囲への感染対策も必要です。市販薬を使用する場合は、事前に医師や薬剤師に相談して、正しい知識をもとに判断しましょう。
参考文献
『インフルエンザQ&A』(厚生労働省)
『病気を知るインフルエンザ』(慶応義塾大学病院)
『インフルエンザ(季節性)』(一般社団法人日本感染症学会)
『抗インフルエンザウイルスの添付文書』(厚生労働省)
『2025/26シーズンのインフルエンザ治療・予防方針』(日本小児科学会)
『日本感染症学会提言~抗インフルエンザ薬の使用について~』(一般社団法人日本感染症学会)
『72内服薬』(一般社団法人千葉県薬剤師会)
『吸入薬』(慶応義塾大学病院)
『インフルエンザかな?症状がある方へ』(厚生労働省)
『インフルエンザの感染を防ぐポイント「手洗い」「マスク着用」「咳(せき)エチケット」』(政府広報オンライン)
『インフルエンザ脳症はどうしたら予防できますか?』(日本小児神経学会)

