「ハードルが高い」と思われがちな蒸し料理
良品計画によると、開発の背景には「蒸す」という調理に使える調理器具の展開が少なかったことや、蒸し料理のハードルが高そう、手軽に買える場所がないなどの声が多かったことがあるのだとか。
そこで、「使いやすいせいろ」の開発に着手。こだわった点は「日常使いに適した竹材を採用したこと」「かさのある食材や茶碗蒸しなど、高さのある食材・容器が入る深型にしたこと」「蒸気が均等に食材に伝わるような底面の構造にしたこと」だといいます。
2024年9月に発売されると、SNSでたびたびバズを巻き起こす人気商品に。反響や売れ行きを聞いたところ、「昨年の発売から約半年の売上は当初計画の4倍となりました」と語ってくれました。
野菜や肉の蒸し料理以外にも役立つ
また、無印良品のネットストアでは、蒸籠の活用術が動画で紹介されています。その中でも、良品計画が特におすすめする活用方法は、「ごはん・パンのあたため」と「麺料理」とのこと。
パンはせいろで蒸すことでしっとりふかふかの食感になるのが魅力です。せいろを使った麺料理というと意外に思えますが、冷凍うどんの解凍と付け合わせの野菜の調理が同時にできるので、手間をかけずいつもの料理をワンランクアップさせられますね。
SNSでは「料理の幅広がった」「551のエビ焼売蒸した。うますぎる」「野菜もパンもメインも一回で全部作れるからすごいい!!!」など、せいろをさまざまな活用法を伝える声が見られます。

