
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『そんなら…』を紹介する。作者の泥水真水(@doromamizu)さんが、11月22日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、5.1万件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、『欠けた月をなぞって』(集英社刊)で知られる泥水真水さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■指定された住所に荷物を届けた宅配業者の男性

指定された場所に荷物を持って行った宅配業者の男性。男性は、その場所の様子を見て“なんてこった…”と固まってしまう。
なぜならそこにいる住人全員が、培養されているからだ。全員が培養されている状態で、荷物を受け取ることは不可能。その光景に男性は、“そんな…そんなら…”と心の声が…。
本作を読んだ人たちからは、「細かいところまで描かれてる」「不在票だらけになりそう」「発注方法が気になる」「宅配ボックスと置き配は必須」など、多くのコメントが寄せられている。
■作者・泥水真水さん「『この人が描くものを見たい』と思ってもらえたら嬉しい」

――『そんなら…』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
長編漫画を描こうと20年くらいずっと考えてます。その間に膨大なボツネタが溜まってしまいました。そのうち短くまとめられるものをSNSに出してるという感じです。整備済み品です。整備済みのiPadで描いてます。
――本作含め、1ページでサッと読めて笑える作品が多いと感じました。短編や読み切りを描く上で作画の際にこだわっている点や意識していることはありますか?
短編を描こうとは意識してないです。大長編を描こうとしても1ページで終わってしまうのです。でも長い話を読めない人も増えてるらしいので、Xとは相性が良いみたいです。若干複雑ですが。表情はこだわってるかもしれないです。なるべく文字数は少なくまとめたいとは思ってます。自分も文字を読むのが苦手なので。あとは現実からちょっとずらすようにしてます。現実も、苦手なので。
――特に気に入っている作品があれば、理由と共にお教えください。
『降臨』はウケててよかったです。犬が好きですけど、普段犬の絵はあまりウケないので…でも別にバズらなくても大体気に入ってます。人に見せるとか関係なくとりあえず描いて、気に入ったものをSNSに出してます。投稿してみて、気に入らなかったらこっそり消してますね笑。
――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか?
「こうだったらヤダな…」とかはよく考えてるかもしれないです。物心ついた時からずっと「こんな〇〇はイヤだ」の大喜利をしてしまいます。一種の強迫観念です。苦しいです。よく悪夢も見ます。
――X(旧Twitter)の投稿には、多くの“いいね”やコメントが寄せられていました。今回の反響への感想をお聞かせいただけますでしょうか。
反響ありがたいです。でも難しさも感じます。「バズってる投稿」として興味を持たれても、自分の作るものに興味を持ってもらえてるわけではないので。みんな忙しいですから。とはいえSNSから知って頂けるのはありがたい時代だと思いますし、そこから過去作まで辿ってくださる方がいるととても嬉しく感じます。
――今後の展望や目標をお教えください。
バズってるからとかでなく、「この人が描くものを見たい」と思ってもらえたら嬉しいです。もうあまりSNS自体見てない方も多いと思います。疲れますし。そういう方達に届くにはどうすればいいか、模索中です。最終的には自分で投稿しなくても、描いてるものを僕の家に見に来てもらえるくらいになりたいですね。知らない人に。そしたら喜んで通報します。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
商業誌での活動や自主制作含め色々と計画中ですので楽しみにしててください!最近は気と血を巡らせる漢方茶を飲んでるので元気です!

