家事に協力的なところがはじめは好印象だったはずの夫。
でも、いつしか“上から目線”の発言ばかり気になるように──。
限界を迎えた妻がとった静かな作戦とは?
今回は筆者の友人から聞いた、夫婦の家事分担にまつわるエピソードをご紹介します。
上から目線の夫
共働きの我が家では、家事は分担制。
夫も苦手と言いつつもよく手伝ってくれるほうなので、助かっていました。
ただ、いつからか夫の“チクチク言葉”が気になるように……。
「洗い物なんて溜めて一気にすれば早いのに」
「はあ~洗濯物もいちいち畳んでいたら効率悪いよ」
食器を使ったまま放置するのは衛生的に気になるし、洗濯物もぐちゃぐちゃのまましまったらシワがつくのは明確。
それを伝えてもイマイチ理解してくれず、
「俺がいないと家事回らないでしょ」
とまで言って私を馬鹿にしてきたのです。
家事ストライキ
確かに分担してくれていることはありがたいのですが、どうしても“手伝ってあげている”感がにじみ出ていた夫。
そんな態度についに限界がきて、私は無言の“家事ストライキ”を決行しました。
ある日を境に、家事に関しては最低限のことしかしないように。
料理はレトルト、掃除も洗濯も後回し。私は家事に一切ノータッチになってみたのです。
初日こそ文句を言っていた夫だったものの、夫流の家事ではどんどん洗い物が溜まり洗濯物もシワだらけで、部屋も散らかっていく一方。
3日目の夜、ついに、
「何かあった?」
「俺何かしちゃった?」
と聞かれました。

