カンジダ性指間びらん症の治療
カンジダ性指間びらん症の治療では、生活習慣の改善や症状に応じた薬物療法がおこなわれます。
生活習慣の改善
生活習慣の改善は、症状の改善と再発予防のためにおこなわれます。
カンジダ性指間びらん症は、多くの場合、手が濡れている時間が長いことで発症します。そのため、水仕事をおこなうことが多い人に対しては、ゴム手袋を着用して水に触れたり、極力素手で水に触れたりしないよう指導されます。
薬物療法
症状に応じて外用薬や内服薬を用いた治療がおこなわれます。
軽症の場合は、カンジダ属の真菌に有効な抗真菌薬の外用薬が用いられます。カンジダ属の真菌に有効な抗真菌薬には、「マイコスポール」「アトラント」「ニゾラール」などがあり、一般的にクリームや軟膏などの形状で使用します。
外用薬で症状が軽快しない場合や、患部が広範囲に及んでいる場合などは、抗真菌薬の内服薬を使用することもあります。内服薬としては、カプセル錠の「イトリゾール」「ジフルカン」や、錠剤の「ボリコナゾール」などが用いられます。
カンジダ性指間びらん症になりやすい人・予防の方法
日頃手を濡らすことの多い人は、カンジダ性指間びらん症になりやすい傾向にあります。カンジダ属の真菌は湿潤している環境によって増殖しやすいため、日常的に食器洗いをする主婦や飲食業、鮮魚商などの人は特に注意が必要です。
発症を予防するためには、水に直接触れることをできるだけ控えましょう。水仕事をする場合は、ゴム手袋を使用することも有効です。素手で水仕事をした際は、水気をよく拭き取ってください。
このほか、免疫力の低下によって発症することもあるため、糖尿病やがん、AIDS等で治療中の場合には皮膚を清潔に保つよう心がけましょう。
関連する病気
紅色陰癬
白癬
カンジダ症参考文献
二宮淳也著「カンジダ症」
北海道大学大学院医学研究院皮膚科学教室あたらしい皮膚科学第三版「カンジダ性指間びらん症」
丸山隆児「皮膚真菌症の診断法」
公益社団法人日本皮膚科学会皮膚科Q&A「白癬(水虫・たむし)」
加藤卓郎著「皮膚真菌症の診断と治療のガイドライン-カンジダ症」

