火災で煙を吸ったらどうなる? 「気道熱傷」の症状と受診の目安を医師に聞く

火災で煙を吸ったらどうなる? 「気道熱傷」の症状と受診の目安を医師に聞く

気道熱傷の前兆や初期症状について

気道熱傷は、突発的な事故や災害で受けることが多いため、前兆などは通常ありません。
ただし、何らかの理由で高温の煙やガスを吸い込むような状況があれば、それが前兆となります。

気道熱傷の初期症状は、呼吸器系の症状が中心です。主な症状は咳や息苦しさ、声のかすれ
、喉の痛みなどです。これらの症状は、単独であれば上気道の感染症などと類似しますが、火災で煙を吸い込むなどの特異的な状況の有無により気道熱傷を疑います。

気道熱傷では、他の熱傷や外傷を同時に受けている影響で、患者が自覚症状を訴えられない可能性もあることにも注意が必要とされています。

気道熱傷の検査・診断

気道熱傷の診断は、患者の状況と症状を総合的に判断しておこないます。

問診が可能な状況であれば、どのような状況で煙を吸い込んだのか、いつからどのような症状が出ているのかなどを詳しく聞きます。聴診器を使って呼吸音を聞き、異常な音がしないかを確認します。

気道熱傷が疑われる場合、気管支鏡検査をおこないます。この検査では気管支カメラと呼ばれる細いカメラを口や鼻から入れて、気道内部を直接観察できます。気道熱傷の程度を評価するために重要な検査です。

血液検査では、血液中の酸素や二酸化炭素の量を測定し、呼吸の状態を評価します。胸部X線検査では、肺に異常がないかを確認します。

また、気道熱傷を負うような状況下では、患者は身体のほかの部分にも重度の火傷や外傷を受けていることが少なくありません。気道熱傷の検査では、患者の全身状態や治療の優先度が考慮される必要があります。

これらの検査結果をもとに、気道熱傷の治療方針を決定します。

配信元: Medical DOC

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