海外の調査でも同様な傾向がある
こうした傾向は日本に限った話ではありません。ネヴァダ大学のエヴァンズらの研究によると、家庭にどれだけ本があるかは子どもの学力に大きな影響を与えることがわかっています。家に500冊以上の本がある家庭の子どもは、そうでない子どもに比べて平均して約2.8年分多く教育を受ける傾向があると報告されています。
さらに本がまったくない家庭と比べて、本がたくさんある家庭の子どもは義務教育の中盤にあたる「Year9」(中学2〜3年相当)を修了する割合が約48ポイントも高くなるというデータもあります(アメリカでは義務教育でも退学する子どもが多い)。
この差はその後の高校や大学への進学にも大きく影響しており、教育をより長く続けることにつながっています。
このように家庭に本が多くあるというだけで子どもの成績や進学率が上がることがわかっており、家庭環境がどれほど重要かを示す結果となっています。
家庭の蔵書数と学歴の関係

家庭の蔵書数と子どもの学歴には
わかりやすい相関関係が見られる
