勝地涼&瀧本美織、5度目の共演で挑む“究極の選択” 「もし犯人に脅されたら?」二人の真反対回答に迫る<身代金は誘拐です>

勝地涼&瀧本美織、5度目の共演で挑む“究極の選択” 「もし犯人に脅されたら?」二人の真反対回答に迫る<身代金は誘拐です>

勝地涼×瀧本美織
勝地涼×瀧本美織 / 撮影=山田大輔

「その子を誘拐しなければ、あなたたちの娘を殺します」と脅迫され、自らも“誘拐犯”になることを余儀なくされた夫婦の姿を描いた「身代金は誘拐です」(毎週木夜11:59‐0:54、読売テレビ・日本テレビ系)の第1話が1月8日からスタートする。

そのノンストップ考察ミステリーでW主演を務める勝地涼と瀧本美織にインタビューを敢行。アナザースカイでの初共演から数々の作品を共にし、今回が5度目の共演となる二人に、それぞれの役柄について、さらには「もし自分が同じ立場に陥ったら?」という質問をぶつけてみた。

■5度目の共演に「安心した」

――お二人はこれまで何度も共演されてきたそうですね。

瀧本:そうなんです。最初は私がMCを務めさせていただいていた「アナザースカイ」だったと思います。

勝地:あれ? 最初はNHKの「“くたばれ”坊ちゃん」じゃなかったっけ?

瀧本:違うよ。たしか「アナザースカイ」が2015年で、「“くたばれ”坊ちゃん」が2016年だったと思う。私、記憶力がいいんだよ(笑)。

勝地:でも、がっつり共演したのは「“くたばれ”坊ちゃん」だよね。愛媛で撮影したのを覚えてる。

――すでに気心が知れている関係ということですね。

勝地:そうですね。今回瀧本さんが奥さん役なので、安心感がありました。

瀧本:うれしい! 私もお相手が勝地さんと聞いて、お互いにラフでいられるので、すごく安心して、現場も楽しそうだなと思いました。

■勝地、連ドラ初主演に「間違えてるのかと」

――今回はオリジナル脚本になりますが、出演が決まったときの感想を教えてください。

勝地:最近はオリジナルの作品が少ないので、まずそこに制作チームの気合いを感じましたし、そこに携わらせていただけるのはうれしいなと思いました。あと、僕は1クールの連ドラの主演をやるのが初めてなんです。いつもは三番手、四番手をやることが多いから、「オファーいただいているけど、間違えてるんじゃないかな」と思いながら、今日まで来ました。

瀧本:そんなわけないでしょ!

勝地:だから、声をかけていただけて、すごくうれしいです。

瀧本:私も前に「Sister」というドラマでお世話になったプロデューサーさんが、再び声をかけてくださったことが本当にうれしかったです。あと、お相手が勝地さんだというのもうれしかったです。ただ、お話がミステリーでハードな内容なので、そこはどうなるのかなと思っています。

――それぞれが演じる役にどういう印象を持っていますか?

勝地:僕は元刑事で、鷲尾武尊という男を演じます。今は防犯セキュリティ会社に勤めているんですけど、刑事のときは仕事優先で、家庭をおざなりにしていたのかなと。

だから、幸せな家族かと思いきや、突然言い合ったりもするので、きっと奥さんともすれ違っていた時期があったんだろうなと思います。でも、二人で誘拐された娘のために何ができるのかを一生懸命に演じられたらいいなと思っています。

瀧本:私が演じる美羽は、両親が共働きだったことから幼少期に寂しい思いをしていて。だから、家族に対する思いが人一倍強いんだろうなと思います。そんな中娘が誘拐されてしまって。そこは自分が産んだ子どもを身を挺してでも守りたい美羽の気持ちを大切に、揺るがないように演じていきたいです。

■「子供を誘拐されたら…」二人がとる行動は?

――武尊と美羽は自分たちの娘を誘拐され、その身代金として“別の子ども”の誘拐を犯人から要求されます。もしそれが自分の身に起きたとしたら、どうすると思いますか?

勝地:すごく究極なことだと思うので、難しいですよね。自分の子どもを誘拐されたから、ほかの家庭の子どもを誘拐するということを実生活で考えると、ちょっとわからないですね。

瀧本:私は結婚も出産も経験していないので、大切な人となると両親になるのですが、そう考えると、一線を越えてしまうというのは理解できなくはないかなと。

勝地:ちょっと話が違うかもしれませんが、僕は未解決事件のドキュメンタリーを見るのが好きで。そういうのものを見るたびに、人は納得のいかないことに直面したときに凶行に走ってしまうことがあるんだなと思って、「これがもし自分だったら?」と考えるんです。

例えば、大切な人が殺されてしまったときに、その犯人を許せるのか。とか。だから、今回は自分の子どもを誘拐されて、自分も同じことをせざるを得なくなるという設定が興味深いと思いました。

――そういう事件が起きたとして、犯人は当然「警察には言うな」と言うと思います。もしそれが自分だったら、警察に通報しますか?しませんか?

勝地:絶対に通報する!

瀧本:即答だった(笑)。でも、警察に言ったら、自分の子どもが殺されるかもしれないんだよ?

勝地:だって、自分で解決するのは無理でしょ。警察に言わないと、事態は進まないと思うから。もちろん、自分の手でどうにかできることだったらやるけど、にっちもさっちもいかない状況になっているわけだし。

瀧本:そうだけど、怖くない? たぶん、私だったら犯人の言うととおりしちゃうかもしれない。それでどんどん悪い方向に進んでしまう可能性もあるかもしれないけど、1回は指示に従ってしまうような気がします。

■瀧本、価値観が違うことは「自然なこと」

――今回のドラマは夫婦のきずなを試すドラマでもあると思います。武尊と美羽のすれ違いの原因は価値観の相違にあると思うのですが、お二人はパートナーと価値観が違ったときに、どういう対処をすると思いますか?

勝地:僕は価値観が違っていても、いいと思っていて。それは恋人もそうですけど、友達同士でも同じで、互いの価値観の違いを埋めるというのは、自分の考えを相手に押しつけることにもなると思うんですよね。

もちろん、うまくすり合わせができるのであれば、それが一番だとは思いますが、なかなかそうはいかないので、今は価値観が違っても「なるほど」と思うようにしています。

瀧本:大人だね。

勝地:いや、それが今までの人生ではできていなかったので。だけど、そう考えると楽になって、友達ともいい距離感になったというか、逆にもっと仲が深まることもあったので、そういうことに気づけたのはよかったなと思います。

瀧本:勉強になります。

勝地:いやいや、それは知人に言われて、ようやく気づけたことで、今もちゃんとできているかはわからない。でも、それを目標にしているところはありますね。

瀧本:でも、私も“十人十色”と言いますし、同じ人は誰一人いないので、わりと何でも“ウェルカム”なところがあるように思います。だから、まずは自分から話しかけてみるとか、その人のことを知ろうとしてみるかな。それで価値観が違うとわかっても自然なことだだと受け入れています。

■見どころはやはり「考察」

――今回のドラマは、誰が真犯人なのかを探る考察ミステリーになっています。お二人は考察系のドラマや映画を観たときに、ミスリードにまんまとハマるのか、それとも惑わされないのか、どちらのタイプですか?

勝地:この間、知り合いのプロデューサーさんから勧められて、「白雪姫には死を」という韓国ドラマを観たんですけど、僕がそのプロデューサーさんに話した考察がほとんど当たっていました。だから、そういうのは得意なのかも(笑)。

瀧本:私も予想はしますけど、ことごとく外れるタイプです。ミスリードにまんまとダマされちゃいますね(笑)。

――そんなお二人は今回のドラマの真犯人をすでにご存知だとか。

瀧本:はい、知っています。でも、知りたくなかった(笑)。

勝地:そう? 僕は知っていても、全然平気だけど(笑)。

瀧本:それが普通だと思うんですけど、知らない状態でやってみたかったです。

勝地:なるほどね。「この人が犯人なんだ!」みたいな(笑)。

瀧本:そう!

――最後に、このドラマをどう楽しんでもらいたいですか?

勝地:家族愛もありますが、まずはミステリーとして面白いので、とことん考察を楽しんでいただきたいです。

瀧本:今の時代、誰の身にも起こりえるお話として、考えながら観ていただけるのではないかと思います。あとは守るべき存在がいるということが自分の人生においてどれだけ心強いことなのか、そういった部分にも気づけるドラマになっているので、さまざまな視点で考察しながら、注目して観ていただけるとうれしいです。

取材・文=馬場英美

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