面接に【母親同伴】で来た20代男性。「自立できない息子か」でも話を聞いた結果、『予想外の事実』が発覚

面接に【母親同伴】で来た20代男性。「自立できない息子か」でも話を聞いた結果、『予想外の事実』が発覚

仕事で多くの人と接していると、自分の価値観が試されるような、判断に迷う場面に出会うことがありますよね。時には自分の「思い込み」が視界を曇らせてしまうことも。今回は、企業の面接官として働く友人が、自身の体験談を聞かせてくれました。

母親同伴の面接?

私は某企業の人事部に勤めています。
その日は採用面接が立て込み、他の業務にも追われていました。

そんな慌ただしい中、受付から「面接の方が、お母様と一緒にお越しになりましたが……」と内線が入り、耳を疑いました。

反射的に頭に浮かんだのは、「過保護な親」と「自立できない息子」という、どこかで見聞きした典型的なイメージ。

一瞬とまどいましたが、面接の約束をしているのは事実です。
そのため、「そのままご案内してください」と伝えました。

想像していた光景との違い

面接場所の会議室へ入ると、緊張した面持ちの青年と、その隣に静かに座る母親の姿がありました。

挨拶をすると、話し始めるのを待っていた私をよそに、母親は深く頭を下げ、音もなく、静かに手を動かし始めました。

その仕草に違和感を覚え、視線を向けた瞬間、それが「手話」だと気づきました。

青年は聴覚に障がいがあり、母親は通訳として同席していたのです。
履歴書には丁寧にその旨が記載されていたのに、私は忙しさを言い訳に、大切な一行を読み飛ばしていました。

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