正論をぶつける「愛」
噂では、まいこさんは不倫相手とのイザコザが職場にも知れ渡り、居心地が悪くなって転々としているそうです。自業自得、と言ってしまえばそれまでですが、彼女もまた、自分の過ちに向き合うための長いトンネルの中にいるのでしょう。
両親は、守り抜いた老後資金で、今は孫たちの成長を何よりの楽しみにしています。 「由紀がいてくれてよかった」 母にそう言われるたび、あの時、鬼になって正論をぶつけて良かったと心から思います。
家族って、ただ優しいだけじゃダメなんです。 時には厳しい現実を突きつけ、泥沼から引きずり出してでも、正しい道を歩ませる。それが本当の「愛」なのだと、今はわかります。
私の通帳には、私自身の結婚資金がまだ手付かずで残っています。 「さて、次は私の番かな」 私は少しだけ前向きな気持ちで、新しい明日へと踏み出しました。
あとがき:雨降って地固まる、再生の朝
最終話は、破壊の後の「再生」がテーマです。まいこへの報復をゴールにするのではなく、残された家族がいかにして尊厳を取り戻すかに焦点を当てています。由紀が自分の結婚資金を守り抜き、前向きに自分の人生を考え始めるラストは、読者に爽快感と希望を与えます。
「家族とは甘やかすだけではない」という由紀の穏やかな決意には学ばされます。泥沼を乗り越えた彼女には、きっと光り輝く未来が待っているはずです。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

