全国各地で期間限定販売をしている「100日だけのチョコクロワッサン」をご存じですか? ネット上でも秘密のベールに包まれた同店について、実際に商品を購入して実食してみました。
100日だけのチョコクロワッサン(写真:スーパーマーケットファン)
※2025年8月末時点の情報です。
※価格は税込み。
※最新の情報はSNSをご確認ください。
【100日だけのチョコクロワッサン】SNSマーケティング会社が運営する異色店
看板(写真:スーパーマーケットファン)
2022年10月に北海道札幌市にオープンした“チョコが売っていないチョコ専門店”のTony Bake。
同店はチョコクロワッサンのみの販売で、オープンの2カ月後にはチョコクロワッサン店としてフランチャイズ化。現在は全国各地で「100日だけのチョコクロワッサン byTony Bake」という店名で、100日間だけ営業しています。
公式サイトはなくSNSアカウントのみで情報発信をしているのが特徴的ですが、それもそのはず。Tony Bakeを運営する株式会社RAYARKはインスタグラム運用代行サービスを行うSNSマーケティング会社。
100日という期間やベーカリーという業態、価格設定、ターゲットの設定もマーケティングによるものだそう。SNSなどを使った地域密着プロモーションで行列を作れるのも強みのようです。
【100日だけのチョコクロワッサン】スキマバイトが1時間の研修で調理?
購入前に、Tony Bake公式インスタグラムアカウントをチェック。同店はチョコレートを販売しておらず、チョコクロワッサン専門店となっています。
プロフィールには「チョコ屋さんが本気でチョコクロワッサンを作りました」とあるため、いったいどんなチョコを使っているのかな? とチェック。しかし、チョコレートへのこだわりといった情報は見当たりません。
その代わり、平野紫耀の弟でアーティストの平野莉玖とコラボした「サイン入りTシャツ」が当たるキャンペーンをやっていることはわかりました。
調べるほどに、“それっぽい”キャッチコピーと話題性だけでうまいことやってる店なのでは……との疑念が強まってきます。
ひとまず、実際に購入してみましょう。
イメージ写真などが簡易的に貼られたショーウィンドウ(写真:スーパーマーケットファン)
購入には、インスタグラムのDMで予約が必要とのこと。
予約した当日に店舗へ行くと、在庫数限りは予約ナシで購入可能となっていました。列に並んでいるのは、筆者を含めて中年から高齢者世代です。
スペースの一角では、20代らしき女性がクロワッサンをオーブンから取り出して並べている光景が見えます。
後から知ったのですが、スキマバイトでも30分〜1時間の研修で全部の作業ができるオペレーションになっているそうです。
商品は4品のみ(写真:スーパーマーケットファン)
今回は、全4品を購入。紙袋は別途50円となっています。
紙袋50円(写真:スーパーマーケットファン)
4品(写真:スーパーマーケットファン)
紙袋とクロワッサンの包み紙には、Tony Bakeのスタンプが押してあります。凝ったデザインではなく素っ気ないスタンプだけのところも、力が抜けていていまっぽいですね。

