
監修医師:
眞鍋 憲正(医師)
信州大学医学部卒業。信州大学大学院医学系研究科スポーツ医科学教室博士課程修了。日本スポーツ協会公認スポーツドクター、日本医師会健康スポーツ医。専門は整形外科、スポーツ整形外科、総合内科、救急科、疫学、スポーツ障害。
類骨骨腫の概要
類骨骨腫とは、骨や筋肉から発生する原発性良性腫瘍の一種です。腫瘍が悪性化する恐れはないと言われています。腫瘍は1.5cm程度と小さいものが多く、特別な治療をしなくても自然消滅することもあります。
20代以下の若年男性の長管骨(腕や太ももなどの長い骨)に発生することが多いことがわかっていますが、はっきりした原因は未だ解明されていません。
類骨骨腫の主な症状は痛みであり、とくに夜間に感じる痛みが特徴的です。痛みに対しては痛み止めの内服が効果的で、症状は徐々に緩和していくことが一般的です。しかし、まれに痛みがなくならないケースもあり、その場合は手術を検討します。
類骨骨腫の診断には画像検査が必須であり、とくにCTによる検査が有効です。ただし痛みの訴えのみであれば、最初はレントゲン検査を実施することが多く、腫瘍の発見が遅れるケースも少なくありません。
治療では身体への負担が小さいラジオ波による治療が有効です。しかし自然と消滅する可能性もあるため、日常生活に支障がないのであれば経過観察となることもあります。

類骨骨腫の原因
類骨骨腫を発症する明確な原因はわかっていません。
遺伝的な要因などが関与している可能性が示唆されていますが、現在のところ十分な科学的根拠はなく、さらなる研究が進められています。

