類骨骨腫の前兆や初期症状について
類骨骨腫の主な症状は類骨骨腫周囲の痛みです。初期症状では痛みの増悪と寛解を繰り返し、夜間に痛みが出やすいという特徴があります。この痛みは徐々に強くなっていき、最終的には睡眠を阻害するほど強くなるケースもあります。
類骨骨腫の痛みの原因は、骨が膨らんだ部分の中心にあるナイダス(nidus)と呼ばれる組織が成長していくことだと考えられています。ナイダスは成長に伴いプロスタグランジンというホルモンを分泌し、プロスタグランジンによってナイダス周囲の組織が浮腫みます。
浮腫みによってその周囲が炎症と似たような状態になり、痛みにつながると考えられています。また、ナイダスの内部には神経が増殖することも知られており、その神経の増殖も痛みの原因になると考えられています。痛みのほかには発赤や腫脹といった炎症所見や、神経付近に類骨骨腫ができた場合には神経症状が出現することもあります。
類骨骨腫の検査・診断
類骨骨腫の診断には、はCT画像が用いられます。、CTでは類骨骨腫の特徴であるナイダスがはっきりと映し出されます。ナイダスを確認し、ほかの転移性骨腫瘍や骨芽細胞腫との鑑別ができると、類骨骨腫の確定診断となります。
しかし、類骨骨腫は単純性関節炎や骨髄炎との鑑別が難しく、痛みで来院してから確定診断まで時間がかかるケースが多々あります。関節の痛みで受診した際、通常最初はレントゲン撮影を行いますが、類骨骨腫の腫瘍組織は小さいため、レントゲン画像では見落とすことがあるためです。
また、MRI画像を撮影しても浮腫により感染や炎症と間違われることも多々あります。関節や骨の変形が認められないケースではCTを撮影しないケースも多いため、確定診断まで時間がかかりやすい疾患といえます。

