●1100万円という金額は「高い」のか?
今回、奥谷氏は約1100万円の損害賠償を請求しています。
名誉毀損による損害賠償額は、名誉毀損の態様(どのような方法だったのか、など)や被害の程度などを総合的に考慮して決定されますが、損害賠償が認められる場合でも数十万円から百万円程度のケースが多く、1100万円というのはかなり高額といえます。
●検察審査会への申立ても
なお、報道によると、奥谷氏は不起訴処分を不服として、検察審査会に審査を申し立てたとのことです。
検察審査会は、検察官の不起訴処分が適切だったかどうかを、市民の視点から審査する制度です。審査の結果、「不起訴不当」や「起訴相当」という議決が出されることがあり、起訴相当の議決が2回出されると、強制的に起訴される場合もあります。
(参考資料)
「事実認定の考え方と実務〔第2版〕」田中豊/民事法研究会、2021年3月
「事実認定の基礎〔改訂版〕 - 裁判官による事実判断の構造」伊藤 滋夫/2020年9月、有斐閣
監修:小倉匡洋(弁護士ドットコムニュース編集部記者・弁護士)

