喉頭乳頭腫の前兆や初期症状について
喉頭乳頭腫の初期症状は声のかすれです。
声帯付近に腫瘍ができて、声が出しづらくなったり、小さな声しか出なくなったりします。
声の変化は、初期では周囲には気づかれにくいこともあります。また乳幼児では泣き声の弱さなどとして現れることもあります。病状が進行して腫瘍が声帯全体に広がると、声が完全に出なくなる可能性があります。
特に小児の発症例では、症状の進行が深刻な病状をもたらすことがあるため、注意が必要です。腫瘍の成長により気道が狭窄し、呼吸困難や喘鳴、チアノーゼなどの症状が現れることもあります。
喉頭乳頭腫の検査・診断
喉頭乳頭腫の検査と診断は主にファイバースコープを用いておこなわれます。
喉頭乳頭腫が疑われる場合、ファイバースコープによって喉頭の状態を直接観察し、腫瘍の存在や範囲を確認します。ファイバースコープにより、乳頭状に増殖する特徴的な腫瘍の状態を肉眼で確認できます。
診断の精度を高めるため、ファイバースコープで確認しながら病変部位の一部を採取し、病理学的検査をおこないます。
採取された組織は顕微鏡下で詳細に調べられ、腫瘍の性質や悪性の可能性、HPVの存在などが確認されます。
腫瘍が良性であり、HPVが検出された場合、喉頭乳頭腫と診断されます。
必要に応じてHPV遺伝子のタイピング検査もおこない、HPVのどの型に感染しているのか確かめることもあります。

