線維性骨異形成の治療
線維性骨異形成の治療において、現在のところ根本的な治療薬はありません。
線維性骨異形成が大きくなったり、神経症状が発現していたりする場合は手術での切除が適応となります。無症状の場合は治療せずに経過観察となるケースもありますが、線維性骨異形成はまれに悪性化するリスクがあるため、発症後は経過観察が大切です。
また、下肢の線維性骨異形成による歩行障害や病的骨折に対しては整形外科、甲状腺機能亢進症や思春期早発症などの内分泌疾患に対しては内科の治療が必要です。
腫瘍組織の経過観察に加えて、それぞれの症状の対症療法によって線維性骨異形成の予後が決まります。
線維性骨異形成になりやすい人・予防の方法
線維性骨異形成は遺伝子の異常により発症する疾患で、特定のリスクがある人や予防の方法は明らかになっていません。ただし、線維性骨異形成を発症した後は、悪性化や合併症を防ぐための定期検査が重要です。
頭蓋骨に線維性骨異形成が生じた場合は視神経や脳への影響がないか、脊柱にできた場合は側湾症が悪化しないかなどを注意深く観察する必要があります。
思春期早発症や成長ホルモンの異常分泌などが疑われる場合、定期的な超音波エコー検査や血液検査によって、発育過程についても注意深く観察する必要があります。そのための定期的な超音波エコー検査や血液検査も重要です。
また、サッカーやラグビーなどの激しい接触を伴うスポーツは、病的骨折のリスクを考慮して避けるべきでしょう。
関連する病気
思春期早発症
甲状腺機能亢進症病的骨折
脊柱側湾症
参考文献
貞村裕子 et al 線維性骨異形成症 鹿児島県医師会報 3月号 2014
Vivian Szymczuk et al Fibrous Dysplasia / McCune-Albright Syndrome , GeneReviews 2015

