●再審法改正と大崎事件
現在、法制審議会で見直しの議論が進んでいる再審法改正について、検察官の不服申し立て制が現状のまま残るかどうかは「大崎事件にとって死活問題」と鴨志田弁護士。
証拠開示の在り方なども含め「冤罪被害者の救済に役立つ法律に生まれ変わるか。裁判所や検察官に使い勝手のいい、簡単に請求棄却できるような法案になるかどうか今が分岐点」と、大崎事件の再審請求が持つ時期的な意義も語った。
●冤罪被害者も支援

再審請求後、近くの鹿児島県弁護士会館で記者会見が行われた。いずれも再審で無罪となった袴田巌さんの姉・秀子さん、湖東記念病院事件の西山美香さん、東住吉事件の青木恵子さんのほか映画監督の周防正行さんらも参加。
請求人の原口さんの長女は、「警察が作り上げた冤罪事件です。この6月で99歳になる母は『していない』を認めてもらうために頑張って耐えて生きているんです」と1日でも早い再審開始を願った。
弁護団長の八尋光秀弁護士は「冤罪被害者は、法と正義の名において自由も尊厳も名誉も人生全てを奪われる」とその理不尽さを訴えた。
そして、既に亡くなっているアヤ子さんの夫と義弟、甥のうち義弟と甥は「冤罪の深い悲嘆と絶望のなかで自ら死を選んだ」と振り返り、1人残ったアヤ子さんの雪辱を期した。

