隠れ脳梗塞になりやすい人の特徴
隠れ脳梗塞は、年齢とともに発症率が高まり、特に50歳を過ぎるとリスクが急激に上昇します。男女で発症の傾向が異なることも知られています。40〜60代の働き盛りの世代では、男性の発症率が女性よりも高い傾向にあります。これは、この年代の男性が仕事のストレスや不規則な生活により、高血圧、脂質異常、高血糖といった生活習慣病の原因を多く抱えていることが一因と考えられています。
しかし、70歳を過ぎるとこの男女差は縮小し、80代以降では女性の発症率が男性を上回る傾向にあります。この変化は、閉経後の女性ホルモン、特にエストロゲンの分泌減少が、脳梗塞のリスクを高めるためと考えられています。
隠れ脳梗塞の主な危険因子は、高血圧、糖尿病、脂質異常症であり、これらは「三大危険因子」と呼ばれており、これらの病気を持つ人は、隠れ脳梗塞になりやすい傾向があります。これらの生活習慣病を早期に発見し、適切に管理している人は、隠れ脳梗塞になりにくいといえるでしょう。
「隠れ脳梗塞の予防と食事」についてよくある質問
ここまで隠れ脳梗塞の予防と食事などを紹介しました。ここでは「隠れ脳梗塞の予防と食事」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします
隠れ脳梗塞の予防に効果的なフルーツについて教えてください。
村上 友太(むらかみ ゆうた)医師
隠れ脳梗塞の予防には、抗酸化作用を持つフルーツの摂取が効果的だと考えられています。特にブルーベリーやストロベリーなどのベリー類は、ポリフェノールの一種であるアントシアニンや、強力な抗酸化作用を持つビタミンCを豊富に含んでいます。これらの成分が血管の酸化を防ぎ、動脈硬化の予防に役立つとされています。ブルーベリーに含まれるアントシアニンは、脳の神経細胞を保護し、記憶力や認知機能の向上にも役立つ可能性が示唆されています。
しかし、科学的な知見は常に進化しており、特定の研究では異なる結果が報告されることもあります。例えば、日本人男性を対象とした研究では、フラボノイドが豊富な果物の摂取と脳卒中発症との間に直接的な関連は見られないという報告も存在します。
このことから、特定の栄養素だけに注目するのではなく、さまざまな種類の果物を適量でバランス良く摂取することが大切です。果物はカリウムも豊富で、余分なナトリウムを排出し血圧を下げる働きがあるため、健康維持に役立ちます。ただし、果物には糖分も多く含まれているため、糖尿病の方や血糖値が高めの方は摂りすぎに注意が必要です。

