毛孔性紅色粃糠疹の前兆や初期症状について
毛孔性紅色粃糠疹の症状は、部位や進行状況によってさまざまな形であらわれます。
代表的な症例では、初期症状として手のひらや足の裏に赤みを帯びた部分があらわれ、その後、前腕などにも毛穴を中心とした丘疹が徐々に広がっていきます。また、皮膚の乾燥とかゆみが生じ、皮膚表面が薄くはがれたり、フケのようなものが目立つこともあります。
症状の進行は人によって異なり、軽い症状で経過する場合もあれば、全身に症状が広がる場合もあります。とくに古典的成人型(I型)では、紅皮症(全身性の発赤)に進行することがありますが、多くの場合は数年以内に症状が改善するとされています。
毛孔性紅色粃糠疹の検査・診断
毛孔性紅色粃糠疹の診断は、検査を組み合わせて総合的に判断する必要があります。
視診・問診
はじめに、症状のあらわれている部位や広がり、皮膚の状態を確認します。
とくに手のひらや足の裏の角質が厚くなっている部分、体や手足の毛穴を中心とした赤い盛り上がり、顔や頭皮の赤みや皮がはがれる症状の程度などを観察します。症状が左右対称に出ているか、皮膚の表面の状態はどうかの確認も重要です。
また、問診により、症状が出始めた時期や季節による変化の有無、家族や親族に同じような症状がある人がいないかを確認します。これまでの治療歴や使用している薬、普段のスキンケア方法、生活環境、仕事内容なども聞きます。
皮膚生検
皮膚の一部を採取して顕微鏡で調べる検査です。特に、全身が赤くなる症状(紅皮症)が見られる場合や、他の皮膚の病気との区別が必要な場合に行われます。生検では、毛穴の周りの角質の状態や炎症の程度、どのような細胞が集まっているかなどを詳しく観察します。
画像検査
腫瘍や血管の異常など、他の疾患との鑑別のためにMRIやCTなどの画像検査が必要になる場合があります。また、症状が深部におよんでいないかを確認する目的で行われることもあります。

