「おやつ事件」が決定打!娘の交友関係を切った、母の”決断”|あなたの子とは遊ばせない

「おやつ事件」が決定打!娘の交友関係を切った、母の”決断”|あなたの子とは遊ばせない

結衣・ひより姉妹の、強引な関わり方や遊び方に不安を覚えながらも、「子ども同士だから」と自分に言い聞かせ、明確な行動には出せずにいた。しかし、ある事件が決定打となり…。

迷いと葛藤──違和感を否定し続けた理由

迷い

結衣ちゃんとひよりちゃんの沙良との遊び方に、私は憤りを感じ始めていた。

けれど、正直に言えば、まだ迷っていた。

2人を公園で見かけなくなれば、きっと、今のこの憤りも晴れてラクになる。でも、沙良はあの姉妹と遊ぶ時間を楽しんでいた。それもまた、事実だった。

「今日も結衣ちゃんたち来るかな」

そう聞かれる度に、胸の奥がちくりと痛む。

私の感じている違和感や憤りは、大人の都合なのではないか──そんな迷いが、判断を鈍らせていた。

だから私は、あえて距離を詰めないまま、遊ばせ続けた。

けれど、一度、気になり始めると、ささいなことが目につく。

声の大きさ。距離の近さ。沙良が何か言おうとする前に、先回りして決めてしまう態度。

「沙良ちゃん、それちがうよ」

「こっちのほうが早いから!」

悪意がないことは、分かっている。それでも、沙良が、一歩、引いてしまう姿を見る度、胸がざわついた。

越えてはいけない一線、"おやつ事件"が残したもの

お菓子 公園

おやつの時間も、そうだった。

私は時々、沙良だけでなく、周りの子にもおかしを分けていた。

小さなクッキーや、個包装のせんべい。特別なことじゃない。

「はい、みんなでどうぞ」

そう言って差し出す前に、ふと目を離したスキだった。

「あっ……」

ひよりちゃんが、私のカバンの中からおかしを取り出していた。

「これ、もらっていいんだよね?」

一瞬、言葉をうしなった。

悪びれた様子はなく、当然のような顔。

「……あとで配るつもりだったの」

そう言うのが精一杯だった。

胸の奥に、冷たいものが流れ込んでくる。

──勝手に触る。

──断りもなく、取る。

小さなこと。でも、私の中では、確実に一線を越えていた。

それでも私は、その場では何も言わなかった。波風を立てたくなかったし、子ども相手に大人気ないとも思った。

配信元: ママリ

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