1.猫パルボウイルス感染症
猫パルボウイルス感染症は、「猫パルボウイルス」によって起こる危険な感染症です。猫汎白血球減少症、猫伝染性腸炎とも呼ばれます。子猫が感染した場合の致死率は約75~90%といわれ、とくに注意が必要です。
感染猫の排泄物を口にしたり、ウイルスが付着した手で触ったりすることによって感染し、多頭飼いのケースではあっという間に他の猫に広がることも少なくありません。
感染すると、数日の潜伏期間を経て食欲低下や発熱などの症状が現れます。重篤になると、嘔吐・下痢など消化器系のトラブルを起こし、脱水症状を起こします。成猫の場合は、症状がまったく見られないことや軽い症状のみ見られることもあるようです。
猫パルボウイルス感染症を予防するためには、定期的なワクチン接種が有効といわれています。また、感染猫を迎える場合は、他の猫に感染しないように隔離することが大切です。
2.重症熱性血小板減少症候群
「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」は、マダニに噛まれることで感染します。猫から人間へと感染する「人畜共通感染症」のひとつでもあり、国内でも「猫に噛まれて感染した」という事例があります。
猫が感染すると致死率60〜70%と非常に高く、注意が必要です。感染後、6〜14日で発症し、元気や食欲がなくなる、発熱、黄疸、嘔吐などの症状が現れます。重篤化すると、多臓器不全を起こして命を落とすという怖い病気です。
感染しないためには、とにかくマダニに噛まれないよう気を付けることが大切です。また、定期的に『ノミ・マダニ駆除薬』を投与することで、マダニの寄生や吸血のリスクを減らすことができます。

