
フリーランスのライターとして活躍している福岡在住の仁田茜(@nickey_FUK)さん。情報誌や企業会員誌などの記事制作をする傍ら、好きが高じてイラストや漫画も描いている。
以前ウォーカープラスで紹介した「会社で男性がお茶出しをして怒られたエピソード」を描いた漫画も好評で、「昔は社内のお茶出しはしたっぱ、応接用のお茶出しはかわいい社員ってのがお決まりだったんよ(笑)」「15年前にこれで上司に叱られた。“不格好だ!”そうで」「上場してる大企業でも、未だにお茶出しは女担当です」など共感の声が多く寄せられた一方、「男性がいれたお茶はあまり飲みたくない」という声もあり、賛否両論、大きな反響があった。
■近所の人には絶対に見られたくない瞬間



スーパーでの何気ない買い物が、まさか「クレーマー冤罪」に発展するとは思いもしなかった。そんな日常生活での体験や家族のことなど、共感できる話がつまっている作品を描いた仁田茜さんの漫画『ニッキーの「何かひっと出とるよ」』。
牛肉の半額セールに出くわし、対象外と告げられた国産牛を「定価で大丈夫です」とそのまま購入しようとした仁田さん。しかし、レジ店員から突然「待って!!イケるかも!!」と引き止められ、話は思わぬ方向へ転がり始める。店員は仁田さんの意向とは無関係に「半額にしてほしいと言われている」と精肉部へ電話。頼んでもいない値引き交渉が、本人不在のまま進行していく。作者の仁田さんは「精肉部のわざわざ来ていただくなんて申し訳ない気持ちでいっぱいでした。でも、このレジの方は良かれと思ってやってくださってるはずだし、かなりの勝算があったうえでの行動に思えたのでとりあえず、成り行きを見守ることにしたのです」と当時を振り返る。さらに「この場面だけ見た人には、完全にカスハラ客に見えたはず」と語り、近所の人に絶対に目撃されたくない瞬間だったと苦笑する。
後日、この話をママ友に打ち明けると「びっくりだけど、あのスーパーのあの店員さんなら、さもありなん…!」という感想が全員から返ってきたという。どうやら「名物店員」で近所でも知られた存在のようだ。読者からも「一体何がしたかったんだ?」「ダメ元で交渉したんですかね」などの感想が寄せられた。悪意はないが、誰も得をしない善意の暴走。その居心地の悪さと理不尽さが、リアルな共感とともに胸に残る作品となっている。
画像提供:仁田茜(@nickey_FUK)
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