年末年始の時期、ママ友との話題はめっきり義実家への帰省について。義実家が遠いママ友や、お正月は実家に集まるもの! という風習が義実家にあるママ友にとって、帰省は避けて通れず、何泊か泊まるとなると、かなりの負担なのだそう。
なかでも、あるママ友は、お盆やお正月のたびにひどく暗い顔をしていました。彼女の義実家は飛行機を使用しないと帰れない距離。本家意識も強く、年に2回の帰省は絶対だと言います。
そのうえ、彼女の義実家にはかなり古い風習が残っているそうで、毎年帰省シーズンが近づくと泣きそうな顔をしていました。
これが私のごはん!?
そのママ友によると、結婚して初めてのお正月、最初だし……と思いエプロンを持参し、「手伝います」と義母に言ったそうです。とはいえ、それはあくまでかたちだけ……。彼女の中では「いいから座っていて〜」と言われるに違いないと思っていたのだと話します。
しかし頼まれたのは、キャベツの千切り。
結婚前の彼女は料理の経験も乏しく、そのとき出来上がったのは、お世辞にも千切りとはいえない太くカットされたキャベツだったそうです。「お嫁さんが切ったキャベツよ〜」と言ってテーブルに出され、嫌味なのか、嫁も手伝ったのだとみんなに伝えてくれたのかわかりませんが、顔から火が出るほど恥ずかしかったようです。
彼女は、次回の帰省からエプロンを持参せず、「手伝う」と申し出るのもやめたそう。それでも義母はママ友に声をかけ、結局は手伝うことを避けられなかったと話します。
子どもが生まれてもそれは変わらず、子どもがまだ小さく目を離すのは危険だとしても、キッチンに呼ばれたそうです。
その後も義実家へ帰省するたびに毎回女性はキッチンで手伝って、男性は座って宴会、という図式が延々と続いていると聞いています。それだけでなく、女性はキッチンで立ったまま食事をしたり、男性が宴会で食べ残したものをあとから食べたりするのだそう。
話を聞くだけでゾッとしました。
彼女の子どもは女の子が2人。大きくなったらキッチン側にまわされ、自分と同じ思いをするのかと思うとつらいとママ友は言います。
彼女からその話を聞いて、「拒否する権利もあると思う!」と意見したママ友もいましたが、彼女はその場に行くと流されてしまい、結局キッチンに立ってしまうのだそう。旦那さんも気が大きくなるのか、助けてくれることはないのだと言います。
子どもが大きくなり、そのママ友とも頻繁に会わなくなったので、今もその風習が続いているのかはわかりません。しかし、少しでもラクができている、もしくは帰省をパスできているといいなぁと思っています。
男性が宴会をして、女性がキッチンという図式は、昔は当たり前だったのかもしれませんが、不公平だなと思う気持ちもあります。お世話になる以上、できることは手伝うというのも大切ですが、必ずしも女性がする必要もないと思っていて、さすがに残り物ではない食事を座って食べさせてほしいと思わずにいられません。
著者:藤野舞子/30代女性・パート。結婚後も地元に住み続けるパート主婦。趣味はドラマ鑑賞。
イラスト:赤身まぐろ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

