テント選び、サイズだけで決めると後悔する…“素材”で快適さが別物だった

テント選び、サイズだけで決めると後悔する…“素材”で快適さが別物だった

3. 結露・遮光性・耐久性の比較

3-1. 結露のしにくさ

結露のしにくさは素材ごとに大きな差がある。もっとも結露が少ないのはTCとコットンで、どちらも湿気を吸う性質があるため、テント内の空気が自然に調整される。

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ナイロンは結露が発生しやすい

ポリエステルは完全に防げるわけではないものの、ある程度は結露を抑えられる素材だ。一方でナイロンは薄い生地で湿気がつきやすいため、もっとも結露が発生しやすい。

3-2. 遮光性

遮光性ではコットンが最も優れている。厚みのある生地が光をしっかり遮るため、日差しの強い夏でもテント内が落ち着いた明るさになる。TCはコットンには及ばないものの高い遮光性を持ち、暑い時期でも過ごしやすい。

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夏場のテントは遮光性の高いものを選びたい

ポリエステルは標準的な遮光性で、近年は加工によって改善されたモデルも増えている。ナイロンは薄くて光を通しやすく、遮光性はもっとも低い。

3-3. 耐久性・重量

紫外線への強さは、もっとも強いのがポリエステルだ。次にTC、続いてコットンという順で、ナイロンがもっとも弱い。ナイロンは軽量化を優先しているため、強い日差しに晒される環境では劣化が早くなる。

重量に関しては、最も軽いのがナイロンで、その次がポリエステル。TCはそこそこ重量があり、コットンは最も重い素材だ。徒歩移動や積載量の制限があるキャンプでは大きく影響するポイントになる。

4. 用途別おすすめのテント素材

素材の特徴を踏まえると、「どの素材がどのキャンプスタイルに向いているか」がはっきりしてくる。

初心者や週末キャンプが中心なら、総合バランスの良いポリエステルがもっとも扱いやすい。軽量な装備を求めるソロキャンパーや登山者にはナイロンが適している。

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季節やキャンプスタイルを考えて生地を選ぼう

夏の暑さ対策を考えるのであれば、遮光性が高く結露しにくいTCが快適だ。焚き火を楽しみたい人にもTCは心強い素材である。冬キャンプや寒暖差の大きい環境では、暖かく湿度調整に優れたコットンが快適に過ごせる素材だ。

長期滞在や雰囲気の良さを重視したいなら、コットンのクラシックな魅力が合っている。素材ごとの個性と自分のキャンプスタイルを重ねることで、選択肢は自然に絞り込まれる。

配信元: GARVY PLUS

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